攻撃高めたトリプルフェイスとスナイパー、防御固めたジンの妹ことこの私【名探偵コナン】

いいから早く出せよ ページ10

犬について行くと先程と似たような倉庫と挙動不審な男性を発見

間違いない、スーパーで会った男性だ

というか犬のスピードについて行った私凄くね？どうでもいいな

犬が男性の元へ駆け寄ると大袈裟過ぎるリアクションをし、罵声を浴びせていた

優しそうな見た目が一瞬にして崩れた

やってる事と言ってる事がクズ過ぎて呆れる

しかし犬に手をあげようとしているのを見て思わず前へ出た

「あ、」

『こんにちは。スーパーで会いましたよね、何かお探しですか？』

「あ、ああ。ど、どうも」

完全にキョドってる。さっきの態度とはまるで違うな

「じ、実は、子供とかくれんぼをしてたんですけど。こ、ここに入っていくのが見えて、追いかけたら居ないから帰ったのかも。だから、ぼ、僕も帰ろうかな、なんて」

馬鹿なのこの人。視線は倉庫にチラチラ向いてるし、足はウザイくらい動くし

人は行動や感情は足に出やすいらしい

『かくれんぼって見付ける側は隠れる側の場所は見ちゃいけない筈ですよ？

＿それに知ってました？かくれんぼで鬼が勝手に帰ると罪に問われるそうですよ

ああ、でも。もう閉じ込めてますかね、その倉庫に』

指を指しながら言い放つと顔が青ざめた

じゃあやっぱりこの中に居るのか。外道かよこの人

だが形相を変え、ポケットからナイフを取り出し向けてくる

やばいな、こっちは素手だ。護身術とか使えない

だがそんなの構わずナイフ振り回しながら突き進んで来る

ナイフの使い方知らねぇなら出直して来いと悪態をついていると男性の顔に何処から飛んできたのか分からないサッカーボールが直撃した

「Aさん！！無事！？」

『助かったよコナン君！』

サッカーボールはコナン君の所持物らしい

コナン君の所へ駆け寄るとめちゃくちゃ睨まれた

「相手は凶器持ってるのに何で逃げないの！？」

『え、ゴメン。腹立ったから最後の最後まで悪態ついてた』

「Aさんって時々、精神年齢小学生以下だよね」

それはあんまりじゃないコナン君？

欠点見付けたら目瞑っときな




だが急に私とコナン君に影ができる

「Aさん危ない！！」

顔面にサッカーボールがクリーンヒットして倒れてた筈の男性が背後に立ち、ナイフを真っ直ぐ下ろしてくる

咄嗟の事で上手く反応できず冷や汗が伝った時

男性の体が3mぐらい吹っ飛んだ

救済→←救世主

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す