検索窓
今日:12 hit、昨日:56 hit、合計:367,157 hit

深まる謎の少女 ページ4

バーボンside





ベルモットが乗ったのを確認しゆっくりと車を発進させる

「...まさか本当に彼女がジンの妹だとは。何故今まで教えてくれなかったんです?」

「あら、教える義理なんてないわ」

澄まし顔で言っているのが運転していても分かる

あくまでも口を割るつもりは無いのか

「じゃあどうして急に教える気になったんです?」

「ただの気紛れよ...」

本当にそうだろうか。案外あっさりと教えてくれた事には驚いたが

「でもジンの前でAの名前出さないでね。貴方は知らない事になってるんだもの」

「そこら辺は抜かりありませんよ」

失言したらベレッタ向けられるのは目に見えてるからな。お互いに

「Aと喫茶店で会った事あるでしょ?探偵君は居たかしら?」

「ええ、居ましたけど。...何で知ってるんですか」

「Aにね、バーボンを見ていて欲しいって頼んだの」

僕の事を?だから彼女の口からバーボンと出たのか。それにコナン君とは何の関係があるのだろう

「偵察みたいな事をさせるんですね。まるで組織の一員のようだ」

「ダイレクトに聞いてくる所嫌いじゃないわ。Aは、ただの一般人よ」

「でも会った事もない僕の事を知っていたようですが、一体何処まで知ってるんですか?」

ただの一般人にここまで情報を与えるだろうか

「今日は随分質問が多いのね。Aの事が気になる?」

「ははっ、確かに素敵な方ですが、茶化すのは止めて下さい。ジンの恨みを買ってしまう」

それだけは避けたいな。僕がAさんに近付いたのがバレたら後が面倒だ

「そうね、あの子が知ってるのは組織内の人間の顔とコードネームぐらいよ。活動状況や取り引きの話はした事無いわ」

「顔とコードネームは割れてるんですね。でもただの一般人にそこまで教える情報じゃないと思いますよ」

「それは第三者だからよ」

ベルモットの声が静寂な空気の中で響く

「それは、どういう」

思わず隣へ顔ごと向けて問いかけると「運転中によそ見してんじゃないわよ」と眉をひそめて怒られた

公安であるが故に→←今更いい日なんて送れねぇ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (214 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
495人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

リンドウ - 残夏さん» 拝見していただきありがとうございます!更新遅くてすみません。応援を糧に頑張ります! (2018年10月22日 22時) (レス) id: 67fcc70434 (このIDを非表示/違反報告)
残夏(プロフ) - 更新通知に飛んできました。ひそかに拝見してます。無理せず頑張ってください!応援してます。 (2018年10月22日 22時) (レス) id: cd46bf9635 (このIDを非表示/違反報告)
リンドウ - 坂竹会長さん» すみません、更新遅くなってしまって。シリアス多目になるかもですが頑張ります! (2018年10月14日 12時) (レス) id: 67fcc70434 (このIDを非表示/違反報告)
坂竹会長 - 気づいたら続編きてて。おどろきもものきビックリですよ←意味わかんねぇ。更新頑張ってください。 失礼しました_ーд#_ (2018年10月14日 10時) (レス) id: d6f7fc00e7 (このIDを非表示/違反報告)
リンドウ - berry merryさん» ありがとうございます!これから重くなっていきますが、話の流れはブレないよう頑張ります!! (2018年10月14日 6時) (レス) id: 67fcc70434 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:リンドウ | 作成日時:2018年10月13日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。