攻撃高めたトリプルフェイスとスナイパー、防御固めたジンの妹ことこの私【名探偵コナン】

鏡 ページ13

『...は？』

いやいやいや、何で？






ただ今自宅にて

ピンポーンとインターホンが鳴り扉を開けた

『はい、どちら様...で』

目の前に金髪の髪を揺らしながら蒼い瞳で笑う褐色の肌をした男

...うん、暑さでやられたかな

スッと何事も無かったように扉を閉めようとするといきなりドアノブを捕まれ勝手に中へと入ってきた

あれデジャヴじゃない？前もあったような

『不法侵入で訴えます』

「ベルモットに許可は得ましたので」

ベルモットさぁん！！何OKしてんの！？ここ私の家！！

『よく一人でノコノコ来れますね。兄もベルモットさんも居ませんよ？何の用件ですか』

腕を組んで睨み付ける。だが相手の表情はより一層笑みを増した

「二人が他に仕事が入っているのは確認済みです。今日は貴女に会いに来たんです」

用件私かよ。だが生憎こっちも暇じゃ無いのだ

『お引き取り下さい。貴方と話す事は一切ありません。それに受験生なので』

「僕で良ければ勉強教えますよ」

何この人暇人なの？仕事上手くいってないの？

『...くどい

何がしたいんですか』

「貴女はこの間の事があってから僕の事敵だと認識してますよね？」

『そうですね。それが何か？』

「...もう一度言いますね。貴女の兄とは仲間ですよ？何故ジンやベルモットは非難しないんですか？」

目を見据えながら言われた何処か核心をついた言い方に言葉に詰まる

分かってたつもりだった。理解してる筈だった

でもいつでも私に見せる顔は優しくて、温かかった

兄だって組織の一人であり、

人を、殺しているのだ




『...立ち話もあれなので、中へどうぞ』

用件を話してもらい早く帰ってもらおう

今は少し受け止める時間を自分自身に与えないと兄と妹の関係に亀裂が入ってしまう

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