攻撃高めたトリプルフェイスとスナイパー、防御固めたジンの妹ことこの私【名探偵コナン】

奥底にしまっていたもの ページ19

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知らない方が良かったなんてよく聞くけど、私の場合知らなければ本当の幸せを見出だす事なんて出来なかっただろうな

まさかこんな形で知る事になるとは思わなかったけど






学校から帰路につき、家の玄関扉を開けると男物の靴と女物の靴がそれぞれ綺麗に並べられていた

この靴には見覚えがある

お兄ちゃんとベルモットさんのものだ

それにしてもこの時間帯に二人が家に居るのは珍しいなと靴を脱ぎながら思う

リビングの方で明かりが点いているのを見て一言ただいまとでも言っておこうかとドアノブに手をかけた

＿が、開けるのをやめた

多分組織の話をしてる。こういう場合私はそこに居てはいけないので少しでも話の邪魔にならないようその場を外すようにしている

今話してるならタイミング見計らって後からでも声かけようかな

自分の部屋に戻っておこうとドアノブから手を離した

「それで、Aの事だけど」

ピタリと部屋に向かいかけていた足を止めた

え、私の話...？でも何で。

きっと聴いちゃいけないんだろうなと分かっていてもその場を離れる事は出来ない

誰でも会話の中に自分の名前が出てきたら気になるだろう

そんな感覚だった

なのに、まさかこんな事を知るなんて

麻痺→←乙！！

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