虚像 ページ1
その時は、意外にもあっさりと訪れた
よく晴れた日の休日
自分の部屋で勉強したり本を読んだりと自由に過ごしていると何やら玄関が開いた音がした
兄が朝出て行ったため鍵は開けっぱなしのままでいたが忘れ物したのだろうかと思い、階段を降りている時だった
_本来ならいる筈のない人物がこちらを見上げて佇んでいた
『...っ!?な、んでっ』
どうしてここに...!?
降りていた筈の階段を勢いよく駆け登り自分の部屋まで引き返す
ドアを開け瞬時に閉めようとしたが、いつの間にか追いかけて来た相手の強い力で遮られ閉める事は叶わなかった
「こんにちは、初めましてですね。九条Aさん」
『っ...。どう、して。ここに?
__バーボン...』
彼はドアを閉めると鍵を掛け、二人の空間を造り上げた
「驚きましたよ。貴女がまさかジンの妹なんて」
たいして広い訳でもない空間でじりじりと距離を詰めて来る
『それが、何ですか』
やばい。完全に腰が引けてしまっている
逃げられるドアは一つしかなく生憎彼を通り抜けなければならない
「怖がらないで下さい。ジンとは仲間なんですよ?」
クスクスと目の前で楽しそうに笑っている
そんなの分かってる。分かってて脚や声が震えるのだ
いつも会う安室透とは違う
黒の組織のバーボンだ
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リンドウ - 残夏さん» 拝見していただきありがとうございます!更新遅くてすみません。応援を糧に頑張ります! (2018年10月22日 22時) (レス) id: 67fcc70434 (このIDを非表示/違反報告)
残夏(プロフ) - 更新通知に飛んできました。ひそかに拝見してます。無理せず頑張ってください!応援してます。 (2018年10月22日 22時) (レス) id: cd46bf9635 (このIDを非表示/違反報告)
リンドウ - 坂竹会長さん» すみません、更新遅くなってしまって。シリアス多目になるかもですが頑張ります! (2018年10月14日 12時) (レス) id: 67fcc70434 (このIDを非表示/違反報告)
坂竹会長 - 気づいたら続編きてて。おどろきもものきビックリですよ←意味わかんねぇ。更新頑張ってください。 失礼しました_ーд#_ (2018年10月14日 10時) (レス) id: d6f7fc00e7 (このIDを非表示/違反報告)
リンドウ - berry merryさん» ありがとうございます!これから重くなっていきますが、話の流れはブレないよう頑張ります!! (2018年10月14日 6時) (レス) id: 67fcc70434 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リンドウ | 作成日時:2018年10月13日 9時