攻撃に入るトリプルフェイスとスナイパー、防御に回るジンの妹ことこの私【名探偵コナン】

過去〜後悔〜 ページ33

降谷side





沖矢とAさんが帰った後、ポアロの掃除をしていた

＿くそ、あの男。タイミング悪く現れてきたのが腹が立つ

帰り際にAさんの家まで送ると言い出した時は全力で阻止したため別々で帰っていた

正しくはAさんが上手く逃げて、というところだが

＿にしても、あちらも彼女について探りを入れているのは明らかだ

確かに彼女は掴めない所が多すぎる。会って間もないというのにだ

ポアロで僕を見てバーボンと言ったりコナン君の発信機に素早く気付いたり

組織ではあんな顔見た事ない

だが僕を見てバーボンと言った事から組織とは無関係では無いと思う

＿もし本当に黒だとしたら。僕ならどうするだろう






＿彼女に好きだと言ったが、正直よく
分からないのが本音だ。生まれてこのかた恋愛なんてした経験が無い

最初会った時は本当に高校生に見えなかった

いつもポアロに来るような派手な女子
高校生(蘭さんと園子さんは除いて)とは違って孤高で独特な雰囲気や大人びていて整った顔立ちがそう見えたのかも知れない

だがあの時

何処か全てを諦めたような

その瞳が

当時の警察学校時代の

仲間の姿が頭をよぎって離れなかった

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