攻撃に入るトリプルフェイスとスナイパー、防御に回るジンの妹ことこの私【名探偵コナン】

ぼっちは絶対悪い事してない ページ14

『...何ここ』

いや、図書館である事には変わりないんですけどね？でも絶対おかしい

前方後方左方右方、360度見渡してもカップルがイチャイチャ

図書館とはいつからデートスポットになったのかな？

あれでしょ、一冊の本を求めて手を伸ばした先には重なり合う手と手の温もりTrue love的な

何が真実の愛だよ。読みたい本が被っただけでしょ、どっちか譲って潔く身を引きやがれ

彼氏居ない歴=年齢の私の目には毒だ

リア充が光り輝いて非リアが消滅しそう

『勉強する気失せた』

あくまで勉強止めたのはリア充のせいであって私のやる気が無い訳じゃない

『何か本でも読も』

折角ここまで来たし、沢山本があるんだから新しい一冊と出会ってみようかな、なんて

『私も運命の出逢い的なのないかな』

彼氏は今までいなかったけど、恋愛感情が無かった訳じゃない

憧れの人もいたし、気になるなってぐらいの人もいた

でもその先までは発展しないというか。いまいちよく分からない

そんな感じだったから恋愛の仕方とか分からなくなった。リア充爆死しろとか思ってるけど





『...どれ読も』

こう、沢山あると迷う。シェイクスピアもいいしサンテグジュペリも読みたい。あ、カフカもある

でも何だかんだ言ってやっぱりアーサー・コナン・ドイルのシャーロックホームズが読みたくなるんだよね

文字がつらつらと並んでて頭痛くなるけど他も似たようなものか




分厚い本に手を伸ばす



すると横から伸びてきた別の手が私の手の上に重なった



＿これってもしかして......運命の出逢い！？




期待に胸をドキドキさせながら横に顔を向けた

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