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3〜全力でへし折りたいフラグ〜 ページ5

いつも通りに学校を終え、いつも通りに友達と別れ、いつも通りの道を……


まさかの進めない。









私は意識が遠のきそうになるのを必死に保つが、



10年もの間、必死に避けてきたフラグが目の前で堂々と立っているのが


目には見えないけれども痛いほどわかる。









…だって……包帯を巻いて傷だらけの子供が2人座り込んでいたら。


というか、1人、生きてる?っていう場面に遭遇したら。









フラグ以外の何ものでもなくない?







ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー








という訳で時は戻る。


遠回りをする選択肢が無いわけでも無い。


けど、嫌だ。遠回りは遠いから嫌だ。


という理由で却下。









あとは彼らに話しかけるか、横を知らないふりをして通り過ぎるか。





……話しかけるの選択肢は絶対に無いな。


遠回りよりも無い。






ただ、横を黙って通らせてくれるほど、フラグも甘くはないだろう。







どうしようか、と迷っているとこのフラグは甘くはないどころか


どうやら待つということを知らなかったようで。









「…おい、そこのガキ。

さっきから何してやがる。」









「いやいや、歳変わんねーだろ!?」








……誰か、私の口をガムテープで塞いでほしい。



フラグが挑発をしてきたからといって乗るバカは何処にいるのだろうか、ここにいた。







取り敢えず、大きく深呼吸をして叫びましょう。








「ガッデム!!!!!!!!!!!!!!!!!!」








よく出来ました。







ではなくて。






何反応してんだ、私のバカァァァ!!!!!!





とウネウネしていると引いた目で「大丈夫か?…色々と。」


とフラグにまで心配されてしまう。







しかしまぁ、関わってしまったものは仕方がない。





諦めるのもまた一興、と私は彼らに




「…あんた達の方こそ、そんなとこで何してんの?」





と向き直った。






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー







夕飯後のドラえもんが待っているので、全力でフラグをへし折りたい私




VS




包帯と傷だらけの2人





の戦いが今ここに……………………

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設定タグ:中原中也 , 文豪ストレイドッグス , 転生トリップ   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:いづる | 作成日時:2018年9月29日 19時

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