検索窓
今日:17 hit、昨日:2 hit、合計:35,905 hit

じゅうはち ページ18

貴「モトキくんはメンバーさんにもイジられて愛されてるでしょう?」
優しく問いかけるAさんに頷く

俺はどちらかと言わなくてもいじられキャラだ
貴「それはみんながモトキくんの優しさを知ってるからだと思うよ」

透き通るような透明な声で俺の鼓膜を揺する
モトキは怒らない、ってよく言われる

貴「優しい人じゃなかったらきっとイジられたりしないでしょ?」
確かにそうかもしれないな

怖い人を前にすると人間は怯えるから
貴「だからモトキくんは私にだけ優しいわけじゃないよ」

そういって微笑む
モトキ「…そうかもね、でもAさんも優しい人だよ」

そう言えば嬉しそうに笑って
「ありがとう」

そう言ってくれた
モトキ「旅行のことなんだけどね?再来週にでもどうかな?」

その週はもう八月に入っているけど
でも3日間お休みが入ってるし

別にデートしたって罰は当たらないでしょ?
貴「うん、楽しみにしてるね」

にこにこするAさんの頬に手を添えて唇を重ねた
明日は土曜日だ

Aさんも休みだし
…襲っちゃってもいいだろうか…?

もう付き合って三ヶ月ほどが経とうとしている
成人した男女がそれくらいの期間交際すれば

そういうことをしていたって可笑しくないはず
モトキ「Aさん…いいかな…?」

顔を真っ赤にして「何が?」と問う
何も知らない透明な彼女が愛おしい

モトキ「大丈夫、俺がちゃんと教えてあげる」
不思議そうに首を傾げて

貴「うん?」
と声を漏らすAさんをベッドに優しく押し倒す

モトキ「優しくするから」
何も分からないAさんに勝手に誓った

じゅうきゅう→←じゅうなな



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (27 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
48人がお気に入り
設定タグ:Fischer's , モトキ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:鳴海 帆南 | 作成日時:2020年2月6日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。