△大晦日 ページ16
「うわぁ…もう1年過ぎたんだね…。」
「早かったんだゾ…。オレ様も大魔法士に近づいて、子分もできていい1年だったんだゾ!!」
オンボロ寮ではささやかなパーティーが催されていた。Aが一生懸命イグニハイド寮生を脅…説得して作ったこたつは寒い寒い冬を乗り越える1つの宝具である。
「なぁ…これ暖かすぎるだろ。」
「ふふん、エースもとことんハマればいいよ。日本の文化はすごいんだから!!」
「布団があるから眠くなるな…。」
「デュースは今にも寝そうなんだゾ…。」
なんだかんだ言いながらいい一年だったな…としんみり思っていると冬の風が何故か窓から入ってくる。
…おかしいな、戸締まりしたのに。
「皆さん!!寒い寒いこの冬に優しい私がプレゼントを持ってきて差し上げましたよ!!」
「いや、学園長??窓割って入ってくるとか殺すよ??焼鳥になりたいならいいけど今すぐ直して。」
…Aは激怒した。かの邪智暴虐の学園長を殺さねばならぬと決意した。
「…エース、コールしといて。」
「いいけどオンボロ寮どうなるか分かんねぇよ??」
「いいよもう。このクソカラス殺さなきゃ年越せないから。」
「クソカラスとはなんですか?!」
Aには魔法が分からぬ。Aは異世界人である。ディズニーリゾートで元気に働いていた。しかし、己への害を与えるものには罰を下すことに長けていた。
「あ、これから来るって。」
「よし…学園長、覚悟して下さいね。」
シルバー先輩から譲ってもらったマジカルペンを警棒みたいにできるやつを構えて、すっと学園長を見据える。
「死ねぇぇぇぇぇぇぇぇ…!!」
「ちょっ、痛い…!!」
もちろんここでは本気なんて出さない。地味に痛い先っちょでつんつんするだけ(((
「A!!待たせたね。」
「リドル先輩!!」
もう皆さんお分かりだろう。
「くぁぁぁぁ…年明けまであと何時間だよ…。」
「稼ぎ時なんですがねぇ…仕方がありません。」
「いいぜ!!さっさと焼いちまおう!!」
「はしゃがないの。もう少し落ち着きなさい。」
「バーベキューとやらは初めてでな…。手加減できなかったらすまない。」
エースが寮長を呼び出していたのである。
(「Aが呼んでます」の一言で解決したとのこと)
「ちょ、いくら私でも生徒総出では…!!」
「さぁて、どんだけ食えるか試してみるか…。」
このあとのオンボロ寮??もちろん学園長が新しく改装しましたよ。自費で。
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チョコレートソース(プロフ) - 前回のコメントにも書きましたが、手下達の担当教科や担当寮などのまとめを書いてもらってもよろしいでしょうか？ (2021年3月23日 21時) (
レス) id: a8c1fc5263 (このIDを非表示/違反報告)
チェシャ(プロフ) - HIMARIさん» 返信遅くなってしまって申し訳ないです…!!ありがとうございます!!頑張ります!! (2021年2月21日 18時) (レス) id: 3a62d5edf8 (このIDを非表示/違反報告)
HIMARI(プロフ) - とても面白いです！続き待ってます！ (2021年2月19日 7時) (レス) id: 9a74ee9c6b (このIDを非表示/違反報告)
チェシャ(プロフ) - サージ・オーパルさん» なんと…!!ありがとうございます…。時間ができ次第ガンガン進めますのでお待ち下さいませ…!! (2021年2月2日 20時) (レス) id: 3a62d5edf8 (このIDを非表示/違反報告)
サージ・オーパル - 続きが見たくなるくらい面白いです！これからも投稿頑張ってください。 (2021年2月2日 19時) (レス) id: b331457550 (このIDを非表示/違反報告)
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