welcome 2 paradise

kenta 2 ページ15

健「はい、とうちゃくー」






「わ、すご…」




あれ、おかしいな なんか凄くワクワクしてる自分がいる






目の前に広がるのはミラーボールがギラギラと光るクラブ空間






健「こっちこっち」






さらっと手を握られて2人がけのソファーに連れて行かれる






座って暫くするとこちらへ来た黒服のお兄さんに健太さんはオーダーを済ませる









『お待たせしました』








運ばれてきたのはボトルのシャンパン


シャンパンクーラーの中には氷とキラキラ光るカラフルなライト






健「めちゃめちゃ綺麗じゃない？」





「ね、凄い！綺麗〜！」





健「いい笑顔じゃん」





隣でニヤニヤ笑ってる健太さん





「何その顔 笑」





健「だってA 俺と会ってからまだ1回も笑ってなかったじゃんー」






「健太さんの挨拶がつまらなかったからじゃない？」







健「やかましいわ笑」






「ふふっ、ごめんて」







ニコニコ楽しそうに笑ってる健太さん見ると私までつられて笑顔になる








なんか健太さんといると嫌なことなんてどうでもいっかって気分になれるから不思議









健「健太さんじゃなくてけんたって呼んで」






「健太？」






健「うん、おっけい」







そう言って満足そうに笑ってる








健太って距離を詰めるのが上手いと思う




全然嫌じゃないもん、寧ろ嬉しい









そのあとは2人でシャンパン開けて音楽にのって、ひたすら喋って とにかく楽しくて仕方ない









健「でもほんとに笑ってる顔の方が100倍可愛いよ？」






急に真剣な顔して私の手を取るからドキッとしちゃった







「ありがと…」






なにそれずるい…健太の顔まともに見れないよ









健「照れてる顔も可愛いね Aめっちゃ可愛い」








「わ、わかったから もう大丈夫！」






笑顔で恥ずかしげもなく思ったことをポンポン言ってくる健太の言葉は私にとっては恥ずかしくて仕方ない

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