kazuma.k ページ6
「ん？なにこれ」
テラスに向かう道中で見つけたキラキラ光るもの
拾ってみるとそれはゴールドのブレスレットだった
狼とKのイニシャルのチャームが小さくつけられたシンプルなデザインで誰かの落し物かななんて思って
「すみません、これ…」
拾った落し物を近くにいた黒服の従業員にみせると
『ああ、カズマさんのお客様ですね、ご案内致します』
「えっ、ちょっ、私そうじゃなくて！」
何か勘違いされているようなので慌てて否定するけど黒服の人はスタスタと進んでいってしまう
まあいいか、どっちにしろ持ち主に会えるなら渡してあげればいい話だよね
長い廊下を進んで、突如現れた大きな扉
その手前にあるロックボタンを押してパスワードのようなものを打ち込むと
ガチャっと重たく音がして黒服の人は扉を押した
「わ、すごい…」
下のフロアとはまた違うキラキラしたクラブ空間が広がっていて、こっちにはプールがあるみたい
『こちらです』
そう言われて後ろをついていくと辿り着いたのはプールの前
クラブの中心にあるそれは、ナイトプールのように照明に照らされてキラキラしていた
水着を着た綺麗な女の人がビーチボールで遊んでいたり、プールサイドでカクテルを飲む男女、飛び込んでる人もいる…！
『カズマさん、お客様です』
黒服の人が名前を呼ぶとプールの中心に浮かぶ浮島に座っていた3人の男がこちらを向いた
わ、3人とも凄い顔整ってる…
壱「俺に？」
名前を呼ばれて返答したのは黒髪の人だった
カズマと呼ばれる彼はゆっくりとこちらに視線を向ける
「っ！！」
長めの前髪から覗く甘い瞳に一瞬で引き込まれた
壱「…俺に何か？」
「えっと、これ！拾ったので…」
プールサイドから浮島までは少し距離があったので腕を前に伸ばしてブレスレットを見せる
壱「ああ、それか」
え、貴方のですよね？さっきから反応が薄いというか、落ち着いてるというか…何考えてるか分からない人だなあ
「貴方のですか？」
壱「俺のやな、ありがとう」
わ、関西弁喋るんだ、意外
なんか一瞬だけ雰囲気が柔らかくなった感じがした
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1298人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
krk(プロフ) - はじめまして！いっちゃん、壱馬くん最高すぎます！！！北ちゃんも楽しみにしてます(*^^*) (2019年8月31日 4時) (
レス) id: 203c39d9ec (このIDを非表示/違反報告)
ぐーりん(プロフ) - こんばんは！いつも楽しみに見させて頂いてます♪また、壱馬君のお話が見たいです！更新いつも楽しみにしています^_^更新頑張ってください (2019年8月26日 1時) (レス) id: 28842cd990 (このIDを非表示/違反報告)
凛華 - 樹の話や壱馬の話など全部最高です！翔平や北ちゃんの話もみてみたいです！ (2019年8月22日 22時) (レス) id: cc2901e95d (このIDを非表示/違反報告)
ほくぶー(プロフ) - 樹のやばいです！！笑笑北人のも見てみたいです！！ (2019年8月20日 11時) (レス) id: c26ab928bd (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - 華さん» ありがとうございます〜！そう言って頂けて嬉しいです^ ^ (2019年8月10日 22時) (レス) id: 9045aa3859 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：るな | 作成日時：2019年7月18日 1時
