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32話―『友人と幼馴染みの邂逅』 ページ35

―柳―




『今日は暖かいね』




Aは、少しも表情を変えず、空を見上げて口先だけでそう言った


相変わらず無表情で愛想がない


それでこそ、俺の知ってる鏡谷Aだ





「ああ、そうだな。今日は暑くもなく寒くもなく、丁度良い」


『うん。やっぱり外に出てきて良かったよ』




そう言ったAの横顔が、少しだけ綻ぶ


俺はそれが嬉しくて、つい口もとを緩めた



そのまましぱらく、俺とAは昔話や今の暮らしの話をしていた



すると突然、ここには居るはずの無い人物が俺のことを呼んだ




「・・・柳?」




振り向くとやはりそこには、俺らテニス部を率いてきたリーダーもとい部長、幸村精市の姿があった




「―精市・・・」


『・・・蓮二くん、誰?』




テニスに全く興味の無いAは、精市のことを知らないようで、俺の服を引っ張ってそう聞いてきた




「あ、ああ」




俺も突然のことで反応が遅れる


これは予測していなかった




「俺の友人の、幸村精市だ。テニス部の部長をしている」


『ああ、よく電話で言っている人か・・・』




俺とAは、ブランコを降りて精市の所へ歩んで行った




「奇遇だね。こんな所で会うなんて」


「ああ、そうだな。確かお前の家はここから遠かった気がするが・・・、何故ここに?」


「することが無くて暇でさ、ちょっと遠出したくなったんだよね。

それより、隣のその子は?」




精市の視線は隣に立っているAへと注がれる


Aは、口角を少し上げて微笑んだ




『初めまして。蓮二・・・、柳くんの幼馴染みの鏡谷Aです』


「へー。柳って幼馴染みいたんだ」


「ああ。Aは、幼い頃からよく行っていた旅館の令嬢なんだ」


「ふーん・・・。あ、俺、幸村精市。よろしくね」




精市が求める握手に、Aはふわりと微笑んで「こちらこそ」と手を握った


営業スマイル全開である




「(コイツ(A)の人見知りはどうにかならないものかな・・・)」




俺は一人、頭を悩ませた




 

33話―『くだらない嫉妬心』→←31話―『垣間見る仲間の私生活』



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空愛(プロフ) - おっおっおっおっ(;・∀・)さん» 主人公の性別、ですか?えと、女の子なのですが…分かりづらかったですか? (2015年8月8日 17時) (レス) id: df8cc1ba1e (このIDを非表示/違反報告)
おっおっおっおっ(;・∀・) - 主人公の性別?だよ最初。書いてください (2015年8月8日 16時) (レス) id: eab9e639e3 (このIDを非表示/違反報告)
陽向(プロフ) - 空愛さん» はい!楽しみにしてます♪ (2014年12月21日 14時) (レス) id: 85a8d33206 (このIDを非表示/違反報告)
空愛(プロフ) - 陽向さん» 本当ですか、ありがとうございます(笑) 氷帝レギュラーが出るのはもう少し先になりますね・・・苦笑 これから姫咲ちゃんのライバルはたくさん増えていきますので楽しみにしていてください!(笑) (2014年12月15日 18時) (レス) id: 5f5eb5eda9 (このIDを非表示/違反報告)
陽向(プロフ) - 空愛さん» やっぱりですか!笑 私も姫咲ちゃんと忍足君の絡み好きです♪ 氷帝レギュラーでないかな~なんて(((( すみません! 続き楽しみに待ってます!更新頑張ってください♪ (2014年12月15日 18時) (レス) id: 85a8d33206 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:空愛 | 作者ホームページ:bakatesu.inaire.inaga−.animadaisuki...  
作成日時:2014年2月8日 20時

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