検索窓
今日:9 hit、昨日:0 hit、合計:49,100 hit

立海大家族!6 ページ31

休憩中。コートに不備が無いか見回っていると、幸村と丸井が走ってきた


「あ、真田!A知らない?」

「いや、見ていないが」

「あー、クッソ!何で居ないんだよぃ!」

「何かあったのか…って、もう居ないのか」


嵐のように過ぎ去っていった幸村達を横目に見ながら、コート点検を続けていると、今度は何かが足にぶつかってくる

何かと思って下を見ると、先程まで幸村達が探していた仁王の妹が、床に尻餅を付いて、こっちを見上げていた


「お前は…」

『ぁ…』


まずい、と思ったのか、頬を引き攣らせ逃げようと後退していく


「待たんか!」

『うげ』


そう言って、細い腕を掴むと嫌そうに俺を見た


「幸村達が探していたぞ。何かしたんではないのか?」

『はぁ?ゴカイじゃ!アイツらが勝手に追い掛けてきてるだけじゃ!Aは何も悪くないぜよー!』


と、俺から逃げるために暴れる。と、その時に、俺が掴んでいない方の腕、その肘を擦りむいていることに気がついた


「肘を擦りむいてるではないか」

『え?あ、本当じゃ』

「気づかなかったのか」

『全く』

「はぁ…。しょうがない奴だ」


仁王の妹を抱き上げ、部室に向かう


「あれ、Aに副部長!どうしたんすか?」


部室には赤也が居る。その手には、救急箱が持たされていた


「赤也、丁度良かった。コイツの手当てをしてやってくれ」

「ん?なんだよ、お前。怪我したのか?」

『…ふんっ』

「相っ変わらず可愛くねえ奴だなぁ」

『結構じゃ』


そんなやり取りをしている2人を、兄妹のようだ、と思って見ていた



 

立海大家族!終→←立海大家族!5



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (68 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
148人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» 申し訳ございません。やはり、キャラを把握していない状態で物語を書くのは難しく、一度受けたリクエストであるのに大変恐縮なのですが、こちらのリクエストはお断りさせていただきます。大変申し訳ありません。 (2022年5月30日 13時) (レス) id: 16735b882b (このIDを非表示/違反報告)
ミユウ - 高校生で種ヶ島修二お願いします!時間はかかってもokですジャンルは弱愛 (2018年4月30日 14時) (レス) id: d3b3df4a73 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» 承知しました。リクエストありがとうございます (2017年12月1日 23時) (レス) id: 939c3a517e (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 結さん» はい (2017年12月1日 22時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» ごめんなさい、新テニの方はあまり詳しくなくて、かなり時間を要してしまいますが宜しいでしょうか (2017年12月1日 19時) (レス) id: 939c3a517e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:空愛 | 作者ホームページ:bakatesu.inaire.inaga−.animadaisuki...  
作成日時:2015年2月26日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。