立海大家族!5 ページ30
『はぁっ、はぁっ・・・』
「おや、Aさん。一体どうされましたか?」
Aが必死で逃げた先には、柳生が居た
『やっ、柳生の兄ちゃん!ちょっと匿ってくれんか?!』
「え?」
「あれ?アイツ、何処行った?」
「あ、柳生。ここにA来なかった?」
Aの後に来たのは、丸井と幸村
Aは、すぐ近くにある給水所に隠れている。それを、この2人に教えることも出来たが、さっき鬼気迫る表情から、何か相当な事があったのだろうと推測し、敢えて嘘を吐いた
「Aさんなら、あちら側へ走って行きましたよ」
「そっか。ありがとう、柳生。丸井、行くよ」
「おう!」
「・・・さて、Aさん。行きましたよ」
『ほ、ホントかの・・・?』
「ええ、本当です」
『・・・はぁぁあっ』
へたり、と力無く座り込んでしまうA。柳生は、彼女の目線に合わせるように、屈んで一体何があったのか、と聞いた
『・・・幸村んこと、お母さんって呼んだら、丸井が「じゃあ、俺のことはお兄ちゃんって呼べよぃ!」って、調子に乗りおって・・・』
丸井のモノマネを加え、さっき起きた出来事を説明する。そのモノマネは、兄譲りなのか、本人に似ている
柳生は、少し微笑んでAの頭を優しく撫でる
「それは災難でしたね」
『ホントじゃ!どうして中学生のくせに、あんな子供っぽいんじゃ!』
「あまり、嫌わないであげてくださいね。皆さん、Aさんと仲良くなりたいだけなんですから」
『っ・・・!そ、そんなん、知っとる・・・!別にAはっ・・・、嫌いなんて思っとらんぜよ・・・」
顔を赤くさせ、柳生が履いているズボンの裾を弱く握る
そんな姿を、仁王が見たら、きっと悶える所では済まないだろう。あまりの可愛さに失神してしまうかもしれない
「そうでしたか」
『・・・うーっ!い、今言ったことは忘れんしゃい!』
とうとう耐えきれなくなったのか、Aは逃げるように走り去った
「忙しないですねぇ」
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結(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» 申し訳ございません。やはり、キャラを把握していない状態で物語を書くのは難しく、一度受けたリクエストであるのに大変恐縮なのですが、こちらのリクエストはお断りさせていただきます。大変申し訳ありません。 (2022年5月30日 13時) (レス) id: 16735b882b (このIDを非表示/違反報告)
ミユウ - 高校生で種ヶ島修二お願いします!時間はかかってもokですジャンルは弱愛 (2018年4月30日 14時) (レス) id: d3b3df4a73 (このIDを非表示/違反報告)
結(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» 承知しました。リクエストありがとうございます (2017年12月1日 23時) (レス) id: 939c3a517e (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 結さん» はい (2017年12月1日 22時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
結(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» ごめんなさい、新テニの方はあまり詳しくなくて、かなり時間を要してしまいますが宜しいでしょうか (2017年12月1日 19時) (レス) id: 939c3a517e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:空愛 | 作者ホームページ:bakatesu.inaire.inaga−.animadaisuki...
作成日時:2015年2月26日 20時