暗殺教室〜兄妹〜２

３６５日の時間５ ページ9

アルバムを見ながら...E組の時の思い出を思い出した渚、カルマ、A。
話し終わると...渚は殺せんせーの椅子の後ろに...
カルマは窓を開け窓枠に腰掛け...
Aはその窓から外を見ていた...

そして、しばらく沈黙が漂った。その時...
それぞれの頭に殺せんせーとの進路相談の事が浮かんできた

〜回想(渚)〜

殺「さて君はなりたいものを
見つけられましたか？渚君」

渚「殺せんせー、僕は先生になるよ
殺せんせーみたいに速くないし
殺せんせーみたいに無敵じゃないし
殺せんせーみたいに頭も良くない

けど殺せんせーみたいに先生に」

殺「それがいい。君に合ってる」

〜回想終了〜

〜回想(業)〜

殺「君の希望進路は...官僚ですか
国家運営の言わば裏方...カルマ君にしては地味にすら見えますが」

業「震災の時さぁ、政治家は役立たずだったじゃん？」

殺「否定はできません」

業「でも、国の機能は麻痺せずわりと正常にまわってたじゃん。てことはさ、影でしきってる官僚達がすげーんだなって...だから俺はそれになりたい
文句ある？」

殺「いいえ。君らしいと感動しました」

〜回想終了〜

〜回想A〜

殺「さて、Aさんは何かやりたい事はありますか？」

A「あたしは...保育士になりたい」

殺「ほぅ、それは何故？」

A「小学生の頃から考えてたんだ
この前わかばパークで働いてみてわかったよ
あたしは、松方さんみたいに

子供たちに信頼されるような人になりたいって思った。そんなに簡単な仕事じゃない...
でも、あたしならやれる
だから保育士なりたい」

殺「君らしい答えです」

〜回想終了〜

渚「ねぇカルマ、Aちゃん」

業「ん？」

A「何？」

渚「ちょっと...外行かない？」

カルマとAは顔を見合わせ･･･

業・A「「いいよ」」


・


渚「ただの教室に暗殺っていう科目が加わっただけで絶対に出来ない経験が沢山できた」

業「あぁ」

渚「あの先生が教えてくれたから僕は、先生になろうと思った」

A「あの先生がいたから、今の自分がある」

渚「皆、今それぞれの道で頑張ってる
あの１年が無かったらそうなってなかったと思う」

業「みんな、あのタコの思い通りって事か」

A「そうだね」

・

業「ここで渚と喧嘩したねぇ」

渚「あはは」

業「もう１回する？」←

A「頑張れー渚〜」

渚「えぇ！？やだよ！」

業「あ！まて！」

３人「「あははは」」

―――

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