私たち結婚しました２ (ページ50)

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ウギョル100 ページ50

Seoyon side

プロデューサーからは「番組内でもウギョルついて少し触れるから上手くコメントしてくれ」って言われた

ならニエルも一緒にいても良かったじゃんとか思いつつ、スタジオ戻ると、いまもなお仲良さげにしてるニエルとスジさんの姿が見えた

なんだこのドス黒い感情は

やけに腹が立つ

ﾀﾞﾆｴﾙ「お、ヌナ！帰ってきた～」

主人の帰りを待ちわびてた子犬みたいに無邪気に駆け寄ってくるニエル

そんな姿を見たらなんとなくさっきのくろーい感情が少し薄まった気もした

ﾀﾞﾆｴﾙ「プロデューサーなんて？」

ｿﾖﾝ「ウギョルの話にも触れるから上手いこと言えってさ～」

ﾀﾞﾆｴﾙ「上手いことって....任せていい？」

ｿﾖﾝ「なんでよ！」

ﾀﾞﾆｴﾙ「俺苦手だもん、そういうの～。ホントの事言っちゃうし」

ｿﾖﾝ「言えばいいじゃない」

ﾀﾞﾆｴﾙ「ん？ヌナ怒ってる？」

ｿﾖﾝ「全く怒ってないけど？」

ﾀﾞﾆｴﾙ「そう？」

別に怒ってない、怒ってるわけじゃないけど

なんかモヤモヤしててイライラして、スッキリしない

特にああやって、ニエルがスジさんといると余計

他の子ならなんともないのにどーしてもスジさんとだとモヤモヤが大きい

ソラちゃんがいたら『それヤキモチです、オンニ』って言われるんだろうけど、たぶんこれヤキモチとかそんな可愛いのじゃなくて、どっかから勝手に芽生えてきた独占欲....

笑えるわ、アイドルがアイドル好きになって、それで『私のモノ』？笑わせんなって自分に言ってみる

番組の撮影が始まって、やっぱり触れてくるウギョルの話

その時にスジさんの視線をバチバチ感じたけどとりあえず気づかないふりしてた

そりゃ嫌ですよね、好きな人が他の女とウギョルしてたら

でも、私も好きなんですよ、この人のこと

心の中でつぶやいた

ﾀﾞﾆｴﾙ「ヌナ～、打ち上げいくよ！」

ｿﾖﾝ「あ、うん」

ﾀﾞﾆｴﾙ「ねえ、今日なんか変だよ？」

ｿﾖﾝ「なにが？」

ﾀﾞﾆｴﾙ「ここにずーっとしわ寄せてる」

って眉間を弾かれた

ﾀﾞﾆｴﾙ「それでも可愛いけどね♪」

ｿﾖﾝ「ちょっと考え事してた」

ﾀﾞﾆｴﾙ「ん？ヌナは俺の事だけ考えてて」

ｿﾖﾝ「うん、ニエルのこと考えてた」

ﾀﾞﾆｴﾙ「えー、それなのに難しい顔しないでよ～」

そんな純粋な目で見ないでよ