私たち結婚しました２ (ページ35)

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ウギョル85 ページ35

Seoyon side

ﾀﾞﾆｴﾙ「俺、ヌナのこと....」

ｿﾖﾝ「ダメだよ」

私だってそこまで鈍感でもなければ、勘違いするバカでもない

ニエルも私と同じ想いを抱いてくことくらい、何となくわかってた

そしてその想いがその内に秘めておけなくなることもなることも

ﾀﾞﾆｴﾙ「なんで？」

ｿﾖﾝ「言葉にしたらやめらんなくなる」

ﾀﾞﾆｴﾙ「そんなの、してもしなくても変わんないよ」

そう、それだってわかってる

ﾀﾞﾆｴﾙ「正直、もうお互いにただのファンでも、仕事仲間でもいらんないでしょ？」

そう言って、私の頬に触れる大きな右手が、しっかりと私を見つめる目が優しすぎて

あー、私この人のこと相当好きになっちゃったなって思ったら、胸の奥が痛くて、なぜか涙が出た

ﾀﾞﾆｴﾙ「なんで泣くの～」

頬に触れたまま親指で涙を拭うニエル

ｿﾖﾝ「わかんない」

ﾀﾞﾆｴﾙ「も～泣かないでよ」

ニエルは逞しい腕で私をしっかり抱きしめて、私の頭に顎を乗せて、子どもをあやすように背中をトントンしてくれた

涙が止まらないわけじゃなかったけど、なんなら涙自体はすぐに止まったけど、ニエルの腕から抜けるのが惜しくて、ただその厚い胸板に顔を埋めてた

胸がキュンってする匂いと優しい体温とうるさいくらいの心臓の音が感じられる

ｿﾖﾝ「ニエル、心臓すごい音してる」

ﾀﾞﾆｴﾙ「そりゃそうでしょ」

ｿﾖﾝ「でも、私も結構すごいよ」

ﾀﾞﾆｴﾙ「何となくわかる」

ｿﾖﾝ「わかっちゃったか」

ﾀﾞﾆｴﾙ「俺、言っちゃダメならその分態度にするよ」

ｿﾖﾝ「ん？」

ﾀﾞﾆｴﾙ「ヌナのことどう思ってるのか、行動でヌナがわかるようにする」

ｿﾖﾝ「うん、私も」

そしたら、もっとそこにいたかったのに腕がほどかれて、体も離れた

ﾀﾞﾆｴﾙ「ダメだ、言いそうになる」

ｿﾖﾝ「言わないで」

もうどうして言っちゃダメなのかよく分からなくなってたけど、その分それが行動になるならそれを望んでた

私の前髪をそっと撫でてそこにチュッて、そのまま瞼、鼻の頭ってきて、期待したのに

ｿﾖﾝ「なんで顎？」

ﾀﾞﾆｴﾙ「どこが良かった？」

ｿﾖﾝ「バカ」

ﾀﾞﾆｴﾙ「ごめん、ちょっと意地悪したくなった」

って、やっと唇にわざとらしく音を立てて触れた