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「お前、なんで来てんの?www」
「俺らに逆らえないくせに、調子乗んなやボケぇぇ!!!!」
『…………調子乗ってるのは、そっちでしょ?僕の仕事は、学校に来て勉強して、家に帰って母さんと家事をすることなんだよ。学校に来て、ろくに勉強もしないで、人をいじめて楽しんでる人を、調子乗ってるって言うんだよ。』
初めて、相手に対して反抗した。母さんが、布団の中で泣いてること、知ってるんだ。だからこそ、言い返さないといけなかった。
「んだよ、おい、あっち行こうぜ。」
「燐君っ!!あのねぇ、ゆあねっ!燐君のことぉ、ずぅぅっと、好きだったのっ!!」
『……あっ、……えっと、……………その、…ごめんなさい。僕、瀧澤さんに不釣り合いだから。』
「燐君わぁ、私のお婿さんだからぁ、私と付き合わないとぉ、ダメなんだよぉ?」
意味の分からない同級生。少し裕福な家庭で育っただけで、ブランド物の服を来てきたり、偉そうにしてたり、クラスの第二ボスみたいな人。
『ごめんなさい。丁重にお断りさせていただきます。僕、付き合うとか分かんないし、第一、瀧澤さんのこと理解出来ない。』
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!燐君さいってぇ!!ゆあ傷ついたぁ!!」
『傷つける気もなかった、それに、嘘泣きやめなよ。』
ラッキーカラー
あずきいろ
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作者名:reon | 作成日時:2018年3月14日 22時