検索窓
今日:9 hit、昨日:0 hit、合計:5,305 hit

#1 ページ1

「キモいんだよ!!!」



男児の怒号、殴る、蹴るの鈍い音。そして、誰にも気付かれない小さな悲鳴。



『ぅぁっ、…………い、やぁ……』



「拒否権ねぇだろ?なぁ!!!なんならさ、学校来んなよ。」



「父親居ないから母親だけとかwwwwwww」



怒号に、嘲笑うかのような笑い声。別に、望んでた訳じゃない。人間とも仲良くできると思ってた。けど、そんなのは甘い幻想でしか無かった。







「燐……?何その、傷……」



『…あのね、体育の時間に山から落ちちゃった。それでね、足動かなくて、階段から落ちちゃったの。』



「燐?嘘つかないで。いじめられてるんでしょ?」



母さんは、いつだって僕の嘘に気付いてくれた。けど、学校に電話することも、相手の親に、何かを言うことも無かった。何故なら、僕が相手に止めろと言い出すことを待っていて、自我を持ってほしかったから。

#2→


ラッキーカラー

あずきいろ


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.5/10 (8 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
6人がお気に入り
設定タグ:歌い手 , まふまふ , 男主   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:reon | 作成日時:2018年3月14日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。