よよいの宵▼相澤 ページ14
深夜3時半。
先程まで資料のまとめをしていて
疲労は溜まっているはずなのになかなか眠れない。
「(…水飲むか)」
体を起こすと、閉め切ったカーテンの向こうが
何やら煌めいているように見えた。
「(なんだ…？)」
ゆっくりと布を開くと、そこに居たのは
「やっほぅ！よくぞ私を見つけてくれたね！
私は魔法少女…きゃっ！自分で少女って何だか照れるね！もうそんな歳じゃないのにね！ヒーローの方がいいかな？そうだね！テイク2いい？いくね！私は魔法ヒーr」
「寝るか」
「んんんんん話の途中ううううう！！！」
そっと閉めないで！開けて！
ドンドンと窓を叩かれては近所迷惑だ。
「なんなんだお前うるさいな」
「辛辣！！」
ひとまず魔女の格好をして箒に跨り宙を舞いながらウインクする女を家に入れ、
手足を捕縛武器で拘束してスマホを取り出す。
「…あ、もしもし。警察ですか？」
「うそん！！」
修羅の形相で宥められ、
取り敢えずこいつの話を聞くことに。
あぁ…目が乾く。潤いたい。
「私は魔法しょ…じゃなくて、魔法ヒーロー！
貴方の願いを叶えてあげるよ☆」
ウインクを躱す。
「個性の使用…。
お前本当にヒーローなのか？」
「もっちろーん！無名底辺衣食住なしの駆け出しヒーロー！ちょっぴりお茶目な25歳♡最近は事務所のお偉いさんのズラをちょっとズラしちゃって追い出されちゃった！これから私、どうなっちゃうの〜？！ちなみに今のはダジャレじゃないよ！」
「要件は」
「願いを叶える代わりに済ませてください」
いや本当なんだこいつ。
「見ず知らずのやつを泊めるわけにはいかん。
…それに、その個性も怪しいしな」
もし願いを叶えられる個性が実現したとして、
それはちょっとチートすぎないか。
「んー。じゃあ、よよいのよいっ！」
変な掛け声と共に手持ちのステッキ(よく見るとLED内蔵だった)から光が放たれた。
すると、俺の体に異変が。
「目が……潤ってる！！」
即住ませることになりました。
＿こうして、魔女とプロヒーローの奇妙な同居ライフが始まった。
「そこから愛のバラが芽生えちゃうんですね分かります！！」
「燃やしてやるわ」
★大炎上＿＿＿！！
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なんだこれ。
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夜々 - リクエストに応えて頂きありがとうございました！これからも頑張って下さい！ (2018年3月30日 17時) (
レス) id: a6396ca631 (このIDを非表示/違反報告)
透夏(プロフ) - 夜々さん» 閲覧、コメントありがとうございます！もちろんです！ご期待に添えるよう頑張りますのでよろしくお願いします…！ (2018年3月30日 14時) (レス) id: 65a261933a (このIDを非表示/違反報告)
夜々 - リクエスト出来ますか？プレゼントマイクの話をお願いしたいのですが…出来れば甘めでお願いします！ (2018年3月27日 20時) (レス) id: a6396ca631 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：透夏 | 作成日時：2018年3月27日 0時
