小春の日和、濃▼耳郎 ページ13
初恋の彼との再開。
まさかの高校が一緒で、
まさかまさかの同じクラス。
そして
「席も隣ってやっぱり運命だね、響香ちゃん」
にこにこと爆弾発言をする小春。
そうだ、こいつはそういう奴だった。
少しチャラくてタラシ。
…でも女の子に優しくて行動が紳士、
更にはイケメンとまできた。
「(こいつ、モテそうだな)」
「響香ちゃん、顔赤いよ」
「！う、うっさいっ」
「ははっ、可愛い」
「〜〜っ！！」
これはモテる(確信)
「あ、小春くん。おはよー！」
「おはよう、麗日ちゃん」
「小春さん、おはようごさいます」
「八百万ちゃんおはよ」
「小春くんおっはー！」
「おっはー芦戸ちゃん」
既にモテてる！！(今更)
「(…そんなにニコニコしちゃって。
女子に囲まれて幸せそーですねー)」
峰田あたりに恨まれろ。
「あ、耳郎。今日昼一緒に食わねー？」
席の近い上鳴に誘われる。
こいつは話しやすいし面白いので断る理由は特になく。
「(…小春は他の女子と食べるよね)」
「うん、いい＿」
その誘いに了承しようとしたとき
「ざんねーん」
「ごめんね、響香ちゃんは俺と食べるの」
腕を引き寄せられ、強制的に至近距離にさせられた。
もちろん、あのタラシチャラ男によって。
「…え、」
「クッソ！お前リア充もいい加減にしろ！」
「ふはは、何とでも言うがいい」
「死ねイケメン！紳士！」
「よっ日本一！」
「抱いて！」
「男は失せろ！」
「(…あ、ああぁ)」
一部阿呆だが正直それどころじゃない。
現在見た目細いのに実はたくましい胸板に押し付けられている。いい匂いもする。変態ではない。
「(絶対顔赤い真っ赤)」
あぁ離していや離さないでやっぱり離して。
「てか他の女子と食えばいーだろ。
お前うぜぇ程モテんだし」
上鳴(非リア)が喚く。
するとこいつはまた爆弾発言をする。
「俺は響香ちゃんがいーんです」
「っっ！！！」
頭をぽんぽんされた。もう死んじゃいそう。
…黄色い歓声が聞こえたのはスルーの方向で。
「…ねぇ」
ウチにしか聞こえないような声で耳打ちする。
「俺が響香ちゃんしか名前で呼ばない理由。
…分かる？」
形容するなら桜よりもっと濃いピンク色で、
小春日和よりもっと暑い春の中旬。
夏はまだ先なのに、心地いい汗が頬を伝った。
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男の子から攻められるのに慣れてない耳郎ちゃん可愛いひたすら愛でたい。
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夜々 - リクエストに応えて頂きありがとうございました！これからも頑張って下さい！ (2018年3月30日 17時) (
レス) id: a6396ca631 (このIDを非表示/違反報告)
透夏(プロフ) - 夜々さん» 閲覧、コメントありがとうございます！もちろんです！ご期待に添えるよう頑張りますのでよろしくお願いします…！ (2018年3月30日 14時) (レス) id: 65a261933a (このIDを非表示/違反報告)
夜々 - リクエスト出来ますか？プレゼントマイクの話をお願いしたいのですが…出来れば甘めでお願いします！ (2018年3月27日 20時) (レス) id: a6396ca631 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：透夏 | 作成日時：2018年3月27日 0時
