第九二話 魅紗の過去 ページ4
魅紗｢私はたしか、傘をさして逃げてしまった猫を探していました……｣
･
･
･
･
･
･
魅紗｢たまあー…どこお……｣
ザア…
雨は一方にやむ気配がなく、さらに強くなるばかりでした。
魅紗｢……もう…いなくなっちゃったの…?｣
私がぐすぐすと泣いていると前から猫の泣き声がきこえたんです。
｢にゃ…｣
魅紗｢たま!?｣
ふと顔をあげた先には
『ガルルルル…』
魅紗｢ひっ!?｣
宙に浮いた血だらけのたまでした。
私はなにがなんだかわからなくて逃げようとしたんです
でも
『ガウッ』
魅紗｢!?｣
透明ななにかが私の腕をひっかいたんです
もちろん幼稚園生の私にはなにもわからなくてただ怖かった
そしたら
いつの間にか目の前に血だらけの怪物がいて…
魅紗｢っきゃああああああああ!!!!｣
?｢あぶっ危ないっ!!｣
『ガウッ!!』
あともう少しで怪物の爪があたるところで私はだれかに腕を引っ張られました
魅紗｢だっだ……雪男くん…?｣
雪男｢だだ大丈夫?｣
腕を引っ張ったのは雪男くんでした。
お兄さんの方で色々聞かされてたし、おなじ組だったんで私は知ってたんです
雪男｢はやっ早く逃げよう｣
自分も泣きそうなのに私を必死に引っ張って逃げようとしてくれている雪男くんがかっこよく見えて
･
･
･
･
･
･
･
･
･
･
魅紗｢私はそれから悪魔が見えるようになったし雪男くんが好きになりました。｣
雪男｢…すいません…覚えていません…｣
魅紗｢……いいんです｣
志摩｢へ?｣
魅紗｢たとえ雪男くんが覚えていなくともただ雪男くんに会えればよかっただけなんですから…｣
しえみ｢魅紗ちゃん……｣
燐｢……早く言えよ｣
魅紗｢え?｣
落ち着きを取り戻した出雲から腕を解きながら燐は魅紗に向いた
ラッキーカラー
あずきいろ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 54人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪桜 - 無事に完結。！！これからも、更新頑張ってください。！！！ (2013年8月29日 20時) (
レス) id: a98928758e (このIDを非表示/違反報告)
トモエ(プロフ) - お疲れです！この作品、めっちゃ面白かったです！！これからも、頑張ってください！！ (2013年1月22日 22時) (レス) id: 729bebfcba (このIDを非表示/違反報告)
降魔剣☆燐(プロフ) - うごでもこっちでも神ですね!! (2011年12月3日 11時) (携帯から) (レス) id: 649c848d25 (このIDを非表示/違反報告)
うねうね(プロフ) - 完結！！おめでとうございます！そしてお疲れ様でした。番外編楽しみにまってます！ (2011年11月17日 21時) (レス) id: bc0e3acf36 (このIDを非表示/違反報告)
木下巫女(プロフ) - 更新頑張ってください♪応援しています☆迷惑でなければいいのですが…友希です。よかったらでよろしいので… (2011年11月7日 19時) (レス) id: d0e44929a1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：せいう@ | 作成日時：2011年10月1日 16時
