帰還 ページ36
闇の世界から、まばゆい光に包まれて
わたしは
現実の世界に
帰還した。
目を開けると
なんか
保健室みたいなところに
わたしは
寝かされていた。
手足はもう動かせるようになっていた。
タナカ「お疲れ様でした。」
びっくりした。
ナム様の
女性スタッフ
タナカさんが
傍らにいた。
タナカ「深い催眠にかかられていたので、
少し心配しました。
手足、動かせますか？」
A「ええ。。。大丈夫です。」
全身汗びっしょりだった。
タナカさんに支えられて
身体を起こすと
ナム様が
サングラスをかけ、キャップをかぶり、
黒いマスクをした格好
ほぼ顔の見えない姿で(汗)
近寄ってきた。----------
KN「おつかれさん！
気分はどうだい？」
頭重感半端ない。。。
A「大丈夫、、、、です。」
KN「よく寝てたもんねえ。
見たこと
覚えてるかい？」
見たこと。。。。
実は
ほとんど
覚えていなかった。
ただ
何故か
わたしの心は満たされていて
ここに来る前とは異なる
圧倒的な
幸福感に包まれていた--------。
自分は
誰かに守られていて
生き残る
使命がある。
その気持ちだけが
何故か
残されていた。----------
A「ほとんど、、、思い出せないです。
でも、
ありがとうございました。
なんだか
すごく
今幸せなんです。。。」
ナム様の顔すら
はっきりとは
もう思い出せなかった。
KN「おっし！！よかった！！
ね？
言ったでしょう？」
ナム様は
わたしを出口へ誘導しながら言った。
KN「Aチャンは、
幸せ者なんだよ！
さ、
こんなとこ長居しないで
帰るべき場所へ
帰って。。。」
幸せ者。
そうなのだろう。
A「あの、、、ありがとうございました。」
ナム様、手を振った。
KN「俺もAチャンに会えてよかったよ。
いや〜いい女だった(笑)
今日限りで会えないの残念だわ〜。」
へ、変態！！
と思ったが、
なんか
感謝の気持ちの方が大きかった。(笑)
KN「んじゃ！！お元気で！！！」
カーテンが閉じられ、
わたしは
「ifの世界」を後にした。-----------
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作者名：life | 作成日時：2017年1月3日 17時
