光 ページ34
ソクジンさんは、
わたしを導いて歩き始めた。
SJ「A、
必ず「生きた証」を残してほしい。
せっかく生まれてきたんだ。
たった一度しかない
この世の人生なんだ。
産まれてこない人だっているんだし。」
A「生きた証、、、、？」
SJ「幸運にも、これから素敵な
だれかと出会って
子孫を残せたら
それはそれで君の生きた証だよね？
仮に子供を産めなかったとしても
仕事に精を出して
活躍して
「名前」を残すこと
これもまた立派な
生きた証だと思う。
誰かのために尽くすことも
そうだと思うし。
-------なんでもいいんだよ。
辛かったら
少し休んで
また戻って-------。
自分なりに答えを求めて。
何か残してほしい。
それが
ボクの願いでもあるんだ。」
ソクジンさんが立ち止まった。
SJ「A、みてごらん？」
眼前。
再び見えたのは
無数に枝分かれした
わたしの
「道」だった。--------------
SJ「これからの未来の道。
A次第で無限にあるんだ。
でも、
恐れないで。
どの道を選んでも
いい。
ボクがずっとついている。
道に迷いそうになったら、
自分の胸に手を当てて
自分の心の声を必死に
きいてほしい。
君が必死に考えて出した答えに
決して間違いはない。
なぜなら
その答えは
あなたの中で一緒に生きているボクの声でもあるから。
信じて勇気をもって進んでほしい。」
ソクジンさん、
これからも
ずっと
わたしの中に
生きていてくれる。
SJ「大丈夫、
あなたに新しい旦那さん候補が現れたら、
ほんとにその人で大丈夫か
ボクが見極める(笑)
旦那失格なら
遠ざけるまで(笑)
ボクがこの人ならAを任せられるって思ったら
めぐり合わせてあげる。
一生
旦那さんいなかったら
あなたがこの世を去って天国へ行くとき
ボクが迎えに行くから(笑)
安心して。」
心があったかくなっていくのを感じた。
SJ「さあ、そろそろ時間だね。
未来は
いくらでも
楽しく変えられる。
一緒に
がんばろう！！！」
ソクジンさんに背中を押された。
わたしが振り返ると
もうそこにソクジンさんの姿はなくて
でも
わたしの心は
温かく満たされていた--------。
光が
見えた。--------
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作者名：life | 作成日時：2017年1月3日 17時
