この道の先 ページ29
気が付くと
わたしは暗闇の一本道に戻っていた。
KN「おかえりなさい。」
わたしは
あまりのショックで
思わず
胸を押さえた。
同時に
ホソクの
「圧痕」の有無を確かめたが
それは
なかった。
まやかしだった。
確かに、
まやかしだった。
でも
わたしの体は
恐怖で
震えていた。
KN「彼、すでに犯行に及んだ後に
Aチャンに会いに来ていたようだね。。。。
残念です。」
まやかし！
そうでしょう？？
KN「未来は
変えられない。
運命は
変えられない。」
ナム様は
静かに歩み寄ってきた。
KN「運命はあなたの意志では変えられない。
これは
ある意味
人生の選択に後悔など
する必要は
ないということです。」
A「彼はいまどこにいるの！？」
つい
聞いてしまった。
もう現実とまやかしの区別がつかなくて。。。
KN「知りたいですか？」
だって、
あの流れじゃあ
殺人を犯した上に
自首もせず
逃亡して
挙句の果てには
自ら
命を絶つかもしれない。。。。。。
そんな事
あってはならない。
A「彼を助けたい！！
今からでも
何かわたしに出来る事はないの！？？」
ナム様は
鋭い視線をわたしに向けた。
KN「では、この先へお進みください。」
真っ暗な道が続く。
何も見えない。
わたしは一人
ホソクの道をたどった。---------
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作者名：life | 作成日時：2016年12月20日 16時
