悪い男【傾向と対策】 (ページ3)

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19歳。

って
もう大人だ。

気づくと
私の感情はいつのまにか
同じ景色を見ていても変わったことに気づく。

何がきっかけか？

いつ
「おとな」になったのか？

いつ

ヒトを疑ってみないといけなくなったのか？

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私、Aは大学生になった。

厳しい受験戦争を終え、
同じ目標を夢見た仲間が集うこの場所で

私はある期待をしていた。

もう
たたかいは終わったのだから・・・

みんな仲間。

うそついて、人をだまして

自分が競争に勝ち残る必要は

・・・ないよね？

一人くらい
そんな人がいてもいいんじゃない？って

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亮也「おいっす！」

大学初日のオリエンテーション。

私の隣に座っていた
ちょっとヤンチャそうな男の子、亮也君が急に声をかけてきた。

髪は少し茶髪で前髪は目元まで伸びていて

顔の全体はよく見えないけど

顎の線とかシャープでやせてて

服はシンプルだけど小ぎれいで、都会育ちかな？

いわゆる
「イケメン風」の人だった。

・・・私は

思い出した。

これは
あの

「傾向と対策」

役に立つかもしれない・・・！？