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真っ暗な中
パソコンの前にユンギがふせているのが見えて
あわてて電気をつけると・・・
ハル「・・・ユンギ・・・。」
部屋中
紙くずが散乱し
雑誌なんかもビリビリに破かれて・・・
ハル「ユンギ！？
大丈夫？！
ユンギ！！？」
ユンギをゆりうごかすと
ふわっと香ったお酒の匂い・・・
みると
転がって中身のこぼれたお酒・・・。
ユンギが家でお酒を飲む姿は見たことなかったから
驚きました。
いつも私が留守の間
こうやって隠れてお酒を飲んで暴れていたの・・・？！
ハル「ユンギ？！」
ユンギは目を開けました。
そして
ユンギ「ハル、
・・ハル・・・。」
なんどか私の名前をつぶやいて
ぐったりとうなだれてしまって・・・。
こんなユンギ
みたことなくて・・・。
私はタクシーを呼んでユンギと一緒に病院へ行ったのです。
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医者「ハルさん、とても言いにくいのですが・・・」
検査入院をしたユンギ。
ようやく告げられたユンギの病名は
ある心の病でした。
ハル「ユンギが・・・？」
それは
強い精神的ストレスで生じた「心の傷」でした。
医者「兵役の間
戦争や暴力について向き合い
なにか過激な教育を教わったようです。
それと
ユンギさん自身、もともと社交的な方ではなかったようですから
閉鎖的な空間での人間関係に悩むこともあったようです。
『いじめ』や『暴力』を同僚から受けたようです。
カラダにあざが残っていました。」
震えました。
医者「ふとした瞬間に恐怖を感じるようで、
パニックを起こしたんですね。」
昔のユンギの人格とは違う。
私が感じた『違和感』は
そこだったのです。
私の知っているユンギが
このまま永遠に消えてしまうかもしれない。
底知れぬ恐怖でした。
不安でした。
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作者名：life | 作成日時：2017年12月13日 16時
