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それから
姉たちのバンドはとても忙しいはずなのに
そのスケジュールの合間をぬって
ナムさんは
私を迎えにきてくれた。
遊園地にも行った。
山にも
小さなキャンプにも
縁日にも------。
・
・
久しぶりの外の世界。
背中が骨の髄まで痛む日もあったけど
ナムさんならどこへでも
私のペースで連れて行ってくれた。
嫌だ
痛い
って言えば、すぐに引き返してくれた日もあったから
安心だった。
ご飯がおいしくない
暑い
きらい
眠いから帰りたい・・・
私のわがままを文句ひとつ言わずにきいてくれた。
ナム「おれがセジンの足になる！」
いつのまにか
姉やホソガさんなしで
ナムさんと2人で旅行に行っても大丈夫なくらい
私はナムさんに心を許していた。
ナムさんとなら
どこへでも行ける。
外に出してもらえる嬉しさ、、、
それだけだろうか？
本当に。
ナム「セジン。」
セジン「？」
おかしいな(苦笑)
ナムさんが
セフンに見えるんだよ(笑)
セジン「なんですか？
早くいって！(笑)」
ナム「セジンって
純粋だな。
汚れてないっつーか(笑)
・・癒されるわ。」
ずっと家の中に閉じ込められた人生だったの。
世の中の
ケガレを知る機会すらなかったんだよ。
私がけがれたら・・・
セジン「私がけがれたら
間違いなく
ナムさんのせいだよ(笑)」
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作者名：life | 作成日時：2017年12月13日 16時
