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サナ「こんだけアタシは忠告したよ！？
あんた
傷つくよ？
また。」
しばらく時がたって
またジウと会った時には
他に好きな女がいるとか言っていたはずのジミンと
ジウが半同棲状態になっていると知って。
アタシはトモダチとして
ジウが心配で
そのジミンに腹が立って
ジウ「サナ！」
話聞いてられなくて
店を出た。
こんだけ心配してるのに
なんでジウは・・・。
またイライラ。
飲み込むギャバのチョコレート。
こんなの食べたって
気分はちっともかわんない。
サナ「バカかよ。」
アタシの両親は
アタシが中学の時離婚している。
アタシは母親と体の弱い妹と３人で生きてきた。
永遠の愛・・・そんなもんが本当にあったら
アタシはこんなにみじめな思いで生きてきやしなかった。
実は高校までわりと成績がよかったアタシ。
病気の妹や身一つで働いてる母親を楽にさせてやりたくて
医大を受験したけど
あと一歩届かず。
それからかな。
自分の力ではどうにもならないことがある。
諦めにゃいかんことが
世の中にはある・・・
そう感じたあの日からか？
アタシは
この世界に嫌気がさして
どうもすべてを斜めから見てきた気がする。
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バンド仲間「サナ、今日路上ライブ。
ギターの調子はオッケー？」
サナ「オッケー！」
今夜は路上ライブをする。
いつかはデビューを
とか
叶うはずもない夢ばっか追い求めて
アタシらはなんとなくライブしてたけど
アタシは
自分たちで作った曲の中で
唯一大好きな曲があって
今日はそれを演奏する。
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この曲はアタシがアコギをひいて歌う。
この日も雨が降り始めた。
バンド仲間「雨が似合うね(笑)サナは。」
悲しみの雨か-----------。
アタシが歌い始めると
雨の中
ちらほら人が集まってきた。
だんだん気分がよくなってきて
のびのび歌っていた。
曲が終わると
最後まできいてくれたお客さんたちがチャラチャラ小銭をいれていく。
その中に
へんな奴がいた----------。
「サナさん？」
サナ「・・？」
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作者名：life | 作成日時：2017年12月2日 14時
