・YOU ページ11
ジミン君は
医務室にやって来るなり
にっこりと笑っていた。
ジミン「やっと…
2人になれた…。」
すっと
私に寄ってきて
彼は私に触れようとする。
A「!
ダメ!
ジミン君。
ここにも
監視カメラがあるのよ?」
ジミン君は
悲しそうな顔になった。
A「離れなさい。」
私は
実は気づいていた。
ジミン君が
多分
そういう気持ちがあるってことに。
何かと理由をつけて
私と関わっていることや
いつまでも
ここを出て行かない理由だって…。
ジミン「A医務官…
僕は…」
A「薬を渡す。」
ジミン「ここで休んで行くのは
いいでしょう?」
A「部屋でも休めるでしょう?」
ジミン君が
私と
2人になる理由を
探していることだって
------気づいていた。
ジミン「あ、、、めまいが、、、。」
A「ジミン君、
私は忙しいの。
あなたの仮病に付き合っている暇はないです。
ほら!」
私が薬を差し出すと
ジミン君は
ジミン「これ
一気に飲んだら
致死量に達する?」
------こんなこと聞いてきて…。
もしものことがあっては困るし
A「バカなこと言わないの。
もう!
じゃあ、ここで薬を飲んで
少し休んだら
ちゃんと帰るのよ?」
ジミン「…はい。」
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作者名:life | 作成日時:2017年9月5日 14時