最後じゃない ページ49
今日がきっと最後の夜だから・・・。
わたしは
目を閉じた。
でも
テヒョン君は------。
テヒョン「へっ！
バーカ。」
鼻で
笑った。
目を開けると
テヒョン君は
わたしの左手を優しくはらった。
テヒョン「理由はなんであれ
ごめんな。
痛かったろ？」
噛まれた傷
いたい。
テヒョン君の
怒りの
「毒」。
テヒョン「いま、
毒を抜いてあげるね------。」
そういうと
今度は
噛んだところに顔を近づけたかと思うと
柔らかくて暖かい湿った感触が------。
A「！」
テヒョン「A、
俺は
------今夜が最後だなんて
思ってない。」
テヒョン君がしゃべると
その息遣いを感じて
それだけで------。
今度は胸元の傷に唇が。
A「テヒョン君・・・あ、、、。」
吐息と甘い声の混ざった
自分の声に
自分自信が高まってしまう。
テヒョン君は丁寧にわたしの傷を唇と舌で愛撫していった。
まるで傷を負った動物をいたわる獣のように------。
何を思ったのか
自らの長い指を
わたしの口の中に入れてきて
テヒョン「A、
噛んで。」
！！！！
テヒョン「今日は
シない------。
今夜が最後じゃないから。
そのかわり
噛んで？」
よくわからない。。
わたしはテヒョン君の指を甘噛みした。
わたしが彼の指を噛むと
テヒョン君はわたしの耳たぶを
キュッと甘噛みする------。
もう
拷問------。
耐えられなくなって
噛むのをやめると
テヒョン君はわたしを抱き起こし
激しくキスした。
なんども口づけを交わし
ようやく
波がおさまり
テヒョン君はわたしを胸に抱いた。
抱きしめられながら
わたしは
声を上げて泣いた。
テヒョン「A、
A、、、。」
テヒョン君の顔は見えなかったけれど
わたしを呼ぶ彼の声も
かすれていた------。
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作者名：life | 作成日時：2017年6月26日 16時
