突然2 ページ39
わたしは走っていた。
------ハンミの容態急変の知らせ------
ジミン君からだった。
病院に着くと
リュさんが廊下で迎えてくれた。
リュ「イ先生！」
A「リュさん！
ハンミは！？」
リュ「幸い、生きています。」
------よ、よかった！
リュ「すいません、心配かけて。。。」
A「かなり、、、悪いんですか？」
と、
病室からジミン君が出てきた。
A「ジミン君。」
ジミン「姉ちゃん、すげぇ生命力だよ。」
ジミン君はハンミそっくりの笑顔だった。
ジミン「イ先生呼んだって言ったら、
いま
話したいって。」
！
おそるおそる病室に入り
わたしはハンミの横たわるベッドへ。
ハンミはたくさんの管に繋がれ
変わり果てた姿だった------。
ハンミはわたしと目が合うと
ゆっくり手を挙げた。
A「ハンミ！！！」
ハンミは小さな声で
言った。
ハンミ「ごめんね。
私が生きることで
みんなに
迷惑かけてる------。」
A「！！！
なんてこと言うの！？」
ハンミはきっと苦しいのだ。
初めて聞いた
弱音。
ハンミ「痛いよ。。。」
か細い声。
わたしはハンミの手を握った。
ハンミ「きいたよ。
Aちゃん、、、、
昇格だって？
嬉しい。」
誰から聞いたのだろう。
ハンミ「あんたは優しいから、、、
その気持ち失わないで
そうすれば
人はついて来る------。
信じて
頑張るのよ。」
ハンミは笑った。
痩せたせいか
その顔にシワが寄った。
ハンミ「Aちゃんは優秀で
美人で
優しくて
命知らずな面もあって
いい先生で
いい女(笑)
自信持って
素敵な未来が待ってるよ------。」
ハンミのいない未来。
考えたくない。
もし
もし
------あの薬が使えたら。
このときはどうしていいかわからず
ただ
無力な自分に腹が立った。
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作者名：life | 作成日時：2017年6月26日 16時
