ふたりあそび＊＊＊＊ (ページ37)

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新学期ページ37

------9月１日-------

新学期が始まった。

突然、上司から呼ばれた。

上司「イ先生、見てごらん。」

談話室に呼ばれ

わたしに上司は

答案用紙を見せた。

A「！！」

夏休み前にあった学期末試験、心理学。

チョン・ジョングク９８点！/100

キム・ソクジン９０点！

キム・テヒョン９５点！

学年平均６５点

３人の平均９４．３点

A「え！すごくないですか？！」

上司「すごいんだよ。」

上司は満足そう。

上司「イ先生の教え子であるこの３人。

ずばぬけて成績が良かった。

先生の指導力があるからかな(笑)」

！

上司「そして、、、

みてごらん？」

上司は答案用紙を裏返した。

A「！！！！」

『イ先生はすばらしい先生です。僕に人間観察をとおし、ヒトの心を

思いやることの大切さを教えてくださいました。

大学の教育の為、イ先生を解雇すべきではないと思います。

-チョン・ジョングク-』

グク-----。

『先生方へ。イ先生は教え方うまいです。正直、心理学なんて

興味なかったです。

でも、実習でいろんな事習って興味がわきました。

イ先生を昇格、お願いします！

-キム・テヒョン-』

テヒョン君まで--------。

そして
一番文章が長い。

『諸先生方へ。

イ先生は僕にとって姉のような恋人のような母親のような

いずれにせよ温かくて大切な存在です。

ご存知の通り、僕は留年もしましたし、

勤勉さのたりない人間でしたが、

イ先生と出会って、イ先生の一生懸命な人柄に惹かれました。

僕はイ先生の温かさに励まされてきました。

僕も将来はイ先生のような生徒に寄り添える教育者になりたいです。

学問も続けます。

ですから、どうかイ先生に昇格、そして残留のチャンスを下さい。

僕の切なる願いです。

あんないい先生、他にはいません。

-キム・ソクジン-』

ジン君-------！

３人とも話し合ったのか？

答案用紙の裏に「ご意見」が書かれていた------。

上司「イ先生は

--------生徒さんに熱く信頼されているようだね。」

涙が

あふれてきた。