デジャブな帰り道 ページ31
それから毎日
ジン君は放課後うちの研究室に現れるようになった。
わたしの上司や他の教員も彼を気に入ったらしく
いつの間にかジン君はちょっとした話題に。
上司「あの子、１年生のソクジン君。
イ先生のペンなんだって？(笑)」
教員「ペンと言うより、ストーカーじゃないの(笑)」
ハンミ「かわいいじゃないですか。
あんなに生徒に慕われるなんて
イ先生、良い先生なんだろうね。」
良い先生。
なわけない。
上司「来年退職されるとうちの教室も困るなあ。
イ先生は良く働くし。」
そうやってわたしをいつもおだてて。
上司は大量の仕事をわたしに与えてきた。
そして
最初は嫌で
きつくて
でも
やらなきゃって感じで。
今でも仕事はどんどんたまってキツイけど。
今年で終わりだって思って割り切っている。
そうだ。
今年で
先生も
------終わるんだ。
A「お疲れ様でした。」
わたしは帰宅の時間。
夜9時。
ジン君は？
あれ。。談話室の電気が消えている。
いつの間にか帰っていた。
お先に失礼します、の一言くらいあっても良さそうなのに。
こういうことされると
寂しい気持ちになる------。
まあ、これも
ジン君の「作戦」だったら
まんまとハマってるわけだけど。。。
あんなにプッシュされて
知らんふりとか
人間不信になるよ------。
帰り道。
あろうことか
また体育館の裏で
彼に
テヒョン君に会ってしまった(汗)
デジャブ。
でも、
前回と違うことが１つ。
一緒に歩いている
女の子が
------違う！
テヒョン「あ！イ先生！
お疲れっす！」
今日は逃げなかった。
そして向こうから声をかけられて。。。
A「お疲れ様。」
ギクシャク返事(汗)
女の子2「だれ？あの人？」
すれ違った後
テヒョン君と歩いていた女の子が尋ねるのが聞こえた。
テヒョン「ん？
------知り合い。」
テヒョン君って
相当なプレイボーイなんだな
きっと。
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作者名：life | 作成日時：2017年6月9日 23時
