結実 ページ47
------------------------------〈Aサイド〉------------------------------
テヒョンにプロポーズされた2日後の夜
私たちは
ついに結ばれた------。
愛する人と1つになる。
忘れられない夜になった。
聞けば韓国では
結婚が決まって初めて男の人は彼女を抱くのが当たり前。
遊びでは絶対にそんなことしないとか。
それだけ私に対するテヒョンの気持ちが本気だったこと
知って
本当に嬉しかった------。
私たちが婚約したことはすぐにメディアで世間に知れ渡った。
予想に反し
“おめでたい!お似合いのカップル!”
“純愛貫いたテヒョン、ますます好きになった!”
“これからもジャスティス応援します!”
届いたのはファンの方からの祝福のメッセージだった。
とまん「僕は両親に心の病があるって言われて
施設に放り込まれて育ったんだ。」
ある日、ふととまんに言われた。
とまんの過去の話を聞いたのはこれが初めてだった。
とまん「僕は家族なんてもう信じないって思っていた。
でも。
Aちゃんが僕を拾ってくれた。
テヒョンが僕に輝くチャンスをくれた。
そして今は
僕の恩人のAちゃんとテヒョンが
家族になった。
ジャスティスは
僕にとって
新しい家族になった。」
とまんはにっこり笑った。
そうだよ。
ジャスティスは
血の繋がりを超えた
家族。
A「そうだよ。ジャスティスは、
これからも
家族だよ。」
そこへ
テヒョンがやってきた。
なにやら息を弾ませて。
テヒョン「おい!みんな!!やったぞ!
ジャスティス、初のワンマン!!
東京ドーム!!決まったぞ!」
テヒョンはにっと笑って私たちの元へ駆け寄ってきた。
そこへ届くメール。
ジョンハン聞いたぞ!ワンマン!やったー!
ジョングク東京ドーム、すごい!おめでとう!応援に行くよ!
韓国にいる2人からだった。
家族とは何か。
愛とは何か。
それは失うと辛いもの。
得ると
幸せなもの。
血の繋がりをも超えた深い絆。
混沌とした世界で
私たちはいつか
家族を作る。
私たちは家族とともに
生きている。
【終わり】
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作者名:life | 作成日時:2017年5月19日 19時