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解けた ページ19
私は
マサキとずっと恋人同士でいられると思っていた。
あの頃は
疑いもしなかった。
だけど------。
思い出したくなかった。
なのに
どうして
またよりによってマサキと会ってしまったの-------？
苦しくて
喉がしまる。
喘息の発作-----。
講義中も苦しくて
隣のケイコさんが気にかけてくれた。
私は
講義終了後すぐに
事務所へ向かおうとした。
実は既に新システムに移行した彼女代行の依頼メールが来ていたのだが
すべて無視していた。
絶対にいや------。
この身体は
そして
心も
今はグクのもの------。
黒髪ストレートはグクの好み。
もう
私は
今度こそこの恋だけは
失いたくなかった。
私は何があっても
グクを裏切りたくない-----。
長い長い「洗脳」が解けた。
そんな感覚だった。
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作者名：life | 作成日時：2017年3月18日 10時
