わたしの窓-2- (ページ15)

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騙されてもいいページ15

グク「Aちゃん、はい、あーん？」

自宅。

今夜もグクが来てくれていた。

A「もう！

やめてよ(笑)」

グク「なんで？

プリン、おいしいよ？

はい？」

食べさせ合いっこ。

これを素でやっていた(汗)

グクはあの時気に入ったのだろうか。。。

グク「おいしい？」

A「うん。。

とても。」

思わずばかばかしくて笑みがこぼれる。

私、
幸せだった。

グク「ねえ？」

A「なに？さっきから。」

グクはスマホをいじっていたが
何か言いたげでためらっていた。

グク「う～ん。。。」

A「もう遅いし。。。

今日は帰る？」

終電の時間が迫っていた。

グク「たく、、、ない。。」

A「え！！？」

グク「帰りたくないなあ、、、と思って。。」

じっと見つめられた。

これまで
グクを泊めたことはない。

だけど

私はこの日

ボスからあのヒドイ命令を受けたばかりで

怖くて

--------グクにずっとそばにいてほしかった。

グクと一緒にこの「神聖な部屋」にいるときだけが
私が鎖から解放される瞬間だった。

A「じゃあ、、、泊っていく？」

グクはにやりと笑った。

グク「ありがとう。」

正直-----。

バイトやめたかった。

私には

グクがいる。

グクにもどんな根端があるかわからない。

でも、
今は

今だけは

グクに騙されていたい-----。

騙されていてもいいから

この幸せな気持ちを
抱きしめたかった-----。

グク「ねえ、、、。」

A「？！」

グクのきれいな顔が近づいて

グク「言ってなかったこと、、、、」

セクシーなピアスが見えて

グク「言ってもいい？」

肩を抱かれた。

グク「Aちゃん

------好き。」

そう言って

グクは

私の唇を

ついに奪った-------。