29 弱点 ページ29
外の世界は、
思ったよりひどい様子ではなかった。
災害大国ニッポン。
建物は頑丈に作り直され、
一部分崩れているだけで、全壊をまぬがれているものも多かった。
さすが。
技術の国、日本!
思い知ったか!
A「超生物の弱点ってなに!?」
SJ「これが、僕たちの身を守ってくれるんだ。」
ジンさんは、私の松明を指さした。
ナダル「超生物はどこにいるんだ?」
藤森「見えるはずない。やつらは擬態といってカメレオンやさなぎのように
周囲の景色に溶けこむらしい。」
MY「ナムジュンが言ってた。
やつらはウイルスだから、熱に弱いんだと。
火を怖がって
近寄って来ない。」
え!
そんな単純な弱点があったの!!?
列の先頭はグクさんとテテさん、
その後ろからユンギさんと怪我をした友理奈、私が続いていた。
地下鉄の入り口まで
およそ500メートル!
MY「きをつけろー!!!」
ユンギさんの叫び声!
きた!!
きっと超生物!!
姿は見えないが
気配が
間違いなくある!!
グクさんは
松明を振り回してすすむ!!
地下鉄の標識が見えた!
KN「一気に突破するぞ!!!」
後ろからナムさんの声。
友理奈「タケルさん、、、。」
ふらつく友理奈を
なんと
ユンギさんはおぶった!
すごい、
ユンギさんにこんなパワーがあったなんて。。。。
そして
片手でしっかりと私の手を引いて走り始めた。
MY「たく!このクソ女、手をわずらわせやがって!!
A、絶対に俺から離れるな!!」
私達は無我夢中で走った!
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作者名:life | 作成日時:2017年3月9日 14時