28 戦火 ページ28
げんきんぐ「ちょっと！
外から声がする！！」
げんきんぐ君の声が聞こえて、
私はあわてて地上へ続くドアの方へ走った。
くぐもった声がかすかに聞こえた。
A「ユンギさん！？」
ユンギさんの声に似た声が
外から聞こえた。
まさか、、、
外に！？
私は
思い切ってドアを開けようとした。
マツコ「開けないで！！！
開けたら、、、、ウイルスが！？」
A「仲間をほっておけない！！」
私はいよいよ制止を振り切ってドアを開けた。
そこに広がっていた
信じられない光景------。
外は夜になっていて
戦火であかあかしていた。
その火を松明のように棒切れにともしたものを片手に
傷だらけのけやき女子高の生徒たちを抱えた
ユンギさん達の姿があった。
A「ユンギさん！
みんな！！！」
友理奈「た、、、タケルさん、、、。」
衰弱している友理奈を抱えたユンギさん。
MY「このクソ女からSOS入って、
ついでに助けてきた。」
JK「みんな、すぐに一緒に外に出るんだ！！」
え！？
KN「地下には気持ちわりい生き物が入り込んでる。
あいつら、ウイルスをばらまくらしいが、
実は弱点があるんだ。
とにかく、
地上に出ろ！！
俺らと一緒に地下鉄へ向かうぞ！！」
言われるがままに私達は地上へ！
MY「いいか？俺から絶対に離れるな！」
そういって松明を私に持たせると、ユンギさんは私の手をつないだ。
A「うん、、、。」
左肩には負傷した友理奈をかかえ、右手で私の手をしっかり引くユンギさん。
かっこいいなんてものじゃなかった。
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作者名：life | 作成日時：2017年3月9日 14時
