やっぱりジンが好き！ (ページ5)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:14,461 hit

5　歌声ページ5

１か月後、

模試が目前に迫っていた。

コリアンの皆さん、
あれから日本語はがんばって、かなり日常会話は上達した。

しかし、
この１か月、

日本語特訓のみに焦点を当てていたため、
それ以外の科目はだめだった。

唯一できるのは、
芸術科目。

彼らはダンスが得意だった。

だけど、
慧は、、、、(汗)

苦手で
最初かなり苦戦。

慧はできるだけ動きの目立たないポジションに割り当て、

他のみんながキレキレのダンスを披露。

だが、
慧のおかげ？で目立たなかったのだが

ジンさん！

ジンさんも実はあまりダンス得意でなさそう。。。

私は気づいてしまった。

だけど、、、、

私

ジンさんの

歌声。

聞いてびっくりした。

なんて切ない声で歌うんだろう。

今日も

ひとりで練習してるジンさんを見つけて

こっそり後ろから目隠しした。

A「だーれだ？」

こんなことしたくなる相手
ジンさんだけだった。

SJ「Aだね？」

手をどけるとにっこり微笑んでくれる。

毎日ジンさんのお弁当で育った(笑)わたし。

ジンさんは
私のやさしいお母さん役だった。

A「ジンさん、また歌って？」

SJ「えー、恥ずかしいなあ。」

BGMをかけると

ジンさんは透き通るような甘い声で歌い始めた------。