18 そんな時代 ページ18
タケル「お前、頭でも打ったか?」
不審な目で私を見るタケル兄。
無理もないよ。
私だって
私らしくもないと思う。
タケル「マジか。。。
で、
どんな男なんだ?」
タケル兄、
父親みたいに腕を組んで尋ねた。
A 「うん、、、。
すごく優しいの。
迷惑なくらい。」
タケル「どこで知り合った!?」
A 「同じ受験対策チームのメンバー。」
タケル兄、
しばらく考えて
大声を上げた。
タケル「おい!
てことは、そいつ
韓国人か!??」
あ、、、、まずい。。。
タケル「そうなのか!??」
私は黙って頷いた。
タケル「おにーちゃんは、、、
断固反対だ!!!
そいつと付き合ってるのか!??」
A「!!!
い、いや、、、、
私が
一方的に好きなだけ?」
タケル兄は身を乗り出した。
タケル「じゃあ、諦めろ!!!」
A 「お兄ちゃん、、、!」
タケル「ダメだ、ダメだ!!!」
A「お願い、、、1日だけでいいの!」
タケル「1日で済むもんか!!!
1日許されたら
もう1日
あと1日、、、、、。
人間っていうのはな、
そう簡単に感情をコントロールできやしないんだ!!!」
そんな。。。。
タケル「お前、自分が
国指定特別保護婦女になっていること
------忘れるな?」
そう。
外国人と付き合っている、と思われたら最後
逮捕。
そんな時代に
私は生きている。
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作者名:life | 作成日時:2017年3月9日 14時