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愛しい人 ページ24
わたしは
多分
死んだ。
ジョンハン君が最後に
わたしに口づけしたのを
覚えていた。
そのあとは
何も見えなくなって
聞こえなくなって
感じなくなって--------。
『無』につつまれた。
そう思っていたのに------。
「A！！
A！！！」
わたしを呼ぶ
どこかで聞いたことのある声。
漆黒の闇から聞こえてきた。
「僕の声を
もう一度きいて！！」
あなたは
「迷ったら
自分の心の声をきいてって言っただろう？
Aの中で生きている
僕の声でもあるからって------。」
愛しい人-------。
「目を開けるんだ、A！！！！」
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作者名：life | 作成日時：2017年2月23日 19時
