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ダンス審査は無事通過した。
あんまり激しいダンスではなかったので、自分の培ってきたバレエの基礎が生きたんだと思う。
踊るってことではおんなじだしね。
次は歌の審査、と聞いていたけれど、その前に特技披露をするらしい。
ランダムで番号が呼ばれていく。
「じゃあ60番黒岩さん。」
「はい！弾き語りをします！」
"黒岩さん"と呼ばれたその子は、私と同い年くらいに見えた。
ギターを弾きながら堂々と歌う彼女に、たぶん会場の全ての人が惹きつけられたと思う。
すっごい、歌上手いんだなあ……
自分との差を見せつけられ、こういう人が受かるんだろうな、と思った。
ありがとうございました、と一礼しニコッと笑う彼女に、同性ながらもときめいた。
「はい、ありがとうございました。次、22番白雪さん」
「えっ、あっ、はい！」
急に名前を呼ばれたので変な返事になってしまった。
しかもあの子の次なんて…………
ああこれはもう落ちたな、とこれまで何度も思った事をまた同じように思った。
「バレエが得意なので、踊ります。」
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minami(プロフ) - りんさん» コメントありがとうございます！これからもよろしくお願いします（ ; ; ） (2020年9月26日 20時) (
レス) id: e6b3ac0cc3 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 更新頑張ってください！ (2020年9月22日 20時) (レス) id: 0dd43df5ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：minami | 作成日時：2020年5月5日 23時
