すのーまんと、わたし (ページ6)

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やっぱオーディションするってページ6

佐「ねー！オーディションまじだってよー！」

阿「いや、そりゃやるでしょうよ笑」

スマホを見せながらほらほら！とはしゃぐ佐久間と、うるさいよと言いつつも笑顔な阿部を横目に、

宮「どんな子が入ってくるんだろうね。」

楽しみだね、冷静に言う涼太。

…いや、俺全然楽しみじゃないんだけど。

えなに？事務所に女入ってくるとかマジ無理なんだけど。本当最悪。

なんて口に出したらダメなのわかってるから言わないけどさあ！

渡「はあ～……」

宮「どうしたの翔太。ため息なんて珍しいね」

無意識にため息をついていたらしい。

小さい事も気にかけてくれる幼なじみマジありがてえけど今はほっといて。

渡「なんでもない……」

なんか飲み物買ってくる、と告げ部屋を出ようとすると、

深「あ、翔太俺も行くー」

渡「…ういー」

1人になりたかったんだけどな、と思いつつもふっかに曖昧な返事をした。

深「俺コーラな」

自販機に着くなりそんな言葉を発するふっか。

渡「いや、なんで俺が奢るみたいになってんだよ」

深「いいじゃんたまには、元気出そうとしてやってんだよ」

ぽんぽんと俺の肩を叩き、ほら、と急かされる。

渡「意味わかんね」

と言いつつも、ふっかにコーラを渡した。