すのーまんと、わたし (ページ24)

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そしてトイレから出た俺は、もしかしたらまだニヤついていたかもしれない。

まだあの2人が部屋の前に立っていた。

いけないいけない、カッコいい先輩でいないと。

気合いを入れ直して、彼女たちに近づく。

深「レッスン、見学してく？」

口から勝手にそんな言葉が出ていた。

「えっ、いいんですか？」

…あれ、そんなこと言うつもりなかったんだけどな。

もうなんか期待しちゃってるから後にひけないな。

深「い、いいよ、たぶん。ちょっと照に聞いてみる」

ありがとうございます！

なんて、またぺこりとされちゃあ仕方ないよね

なんでかな、わかんないけど

あの子たちに俺らを見てほしいって思ったんだ。

ドアを開け、照を探す。

……いたいた。

深「、あー、照？」

岩「なに？ふっか」

鏡前でストレッチしてた照に声をかける。

深「なんか、俺らの見学したいって子がいて。いい？」

なんて、俺が誘ったのに。

岩「あー、いいんじゃん？誰？」

深「さっきの、女の子ふたり。」

というと、振り向いて驚いた顔をする。

けど、

すぐいつもの笑顔で

岩「いいじゃん」

と言った。

じゃー呼んでくるわー、と、俺はまたドアの方へ歩き出した。