すのーまんと、わたし (ページ14)

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○ ページ14

宮「俺はやっぱり、アクロバットができる子かな」

深「あーそれは外せないよね」

佐「えー、俺は別に出来ない子でもいっかなー笑」

佐久間がなぜか笑いながら言う。

深「そうなの？」

皆が抱いた疑問をふっかが投げかけると、

あのくしゃっとした笑顔で

佐「え、だって教えがいがあるじゃん」

と、その笑顔には合わない低音で放った。

岩「佐久間先輩こっわ笑」

なぁんでよー！こわくないよー！と言いながら走り回る佐久間を、たぶんみんな、いや少なくとも俺は、こいつの後輩じゃなくて良かったと心から思った。

そんなことを思っていると、ふと優しい声が言った。

宮「でも、どんな子でも仲良くやっていきたいよね」

深「それはそうだなー。女の子が入って、よりSnowMan魅力的になった！って言われたいよね」

この場の空気を一瞬で元に戻す幼なじみと最年長マジありがてぇ。

…………てか、

渡「SnowManって名前、どうなるの？」

え、とみんなが俺を見る。

渡「えだって、『雪男』じゃん。女の子入ってきたらどうすんの？」

宮「たしかに。」

そうじゃん、と声を漏らす人の横で、うるさい奴がひとり。

佐「か、改名でやんすか？！なら候補をあげます！まずひとつm」

深「却下でーす」

おぉい言わせろ！とわめく佐久間は放っておく。

阿「雪だるま、って解釈にすればいいと思うよ」

宮「なるほど、それなら性別関係ないもんね」

そっか～、なーんだ意外と単純だった～

岩「よかったよ、SnowMan存続できて」

佐「俺、もしなんか言われた時のためにいつでもグループ名候補考えとくから！」

深「お前SnowManって名前嫌いなのかよ笑」

佐「もちろん、大好きであります！！」

でも必殺技みたいなかっこいいやつも良くなーい？っていう意見には少しだけ同意した。ほんの少しだけ。ほんとに改名する気なんて無い。

俺も、SnowMan大好きだし。