対処法が十個 ページ10
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それから色々なことを教えてもらった
親戚についての詳細など少し難しいことはこの姿だからか全然教えてもらえなかったが、簡単にまとめてみた
私は両親を失うが親戚にも引き取って貰えずに、そのままたらい回しにされていた
しかしある時出会った村上さんに引き取られ、周囲には親戚と言いながら生活している
村上さんが言ってたのはこれを小さい子にも分かりやすく言ったものだったけど、大体は理解した
………あの人、説明慣れてないのかも
だって説明する時、最初凄い難しいことしか言わないんだよ?あんな性格してるくせに
確か……
「俺は、親戚に捨てられた君を理由に彼らを裁判にかけて罪を償わせようとした………じゃ分かんないか」
「君が生きてることが罪と言い張る……ってこれは絶対に違うよ!だから泣かないでね!?」
……私あの時泣いてないけど
設定を紙に書いて仕舞った後、窓の外を見ながら少し笑う
演技は初めてなのかな、素人でも分かるよ。本当は真面目でしょなどと心の中で言ってると小学生が見えた
なんとなく気になったので窓を開けるとその子達の声が聞こえる
人数は五人、少し遠くて合ってるか分からないけど女子が二人に男子が三人だと思う
何処かで見たことあるような体型や声に頭を捻るも思い出せないので諦めようとした時
「ったく、何言ってんだよお前ら」
「だってコナンくん!」
コナン君
その名前がしっかり脳内に記憶されると、私は思わずその子を凝視してしまった
黒い髪に青い服、首にはリボンのようなものをつけている眼鏡の小学生
それを確認した瞬間、私は自分のいる世界を知った
「名探偵、コナン……?」
青い瞳と目があった気がした
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ノルン(プロフ) - 面白い!続きが気になります、更新楽しみにしてます!! (2019年5月24日 11時) (レス) id: 265a916812 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:コリン | 作成日時:2019年4月17日 19時