目が覚めたら目の前で人が倒れてたんだが対処法はありますか？【名探偵コナン】 (ページ6)

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対処法が六個ページ6

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なんでわたしはいきてるの？

目が覚めて、白が視界に入る
それを見た瞬間の第一声がそれだった

「わたし、しんだよね
なんでいきてるのかな、ここにいるのかな」
疑問が頭の中を埋め尽くす
私はあの時、確実にとは言えないが第二の生を終わらせた記憶がある

もしやここが第三の生？
そう考えてしまうほどに私は答えを求めていた

…………まあ、直ぐにその疑問は消えたけど

「…っ！？」
「…………？おにいさんだれ？」

扉が開かれたかと思うと、顔を出したのは私の知らないイケメンさん
黒い肌によく映える金髪が整った顔立ちを更に目立たせており、一言で言うなら魅力的な男性……だろう

私も今までの混乱がなければ思わず見惚れていた
だが答えが欲しかった私は、お兄さんに向けて呟いていく

「わたしはなんでいきてるの
おにいさんはだあれ、わたしのてき？」

「なんでいきしてる
ここはどこ？わたしはなんでねてたの？
はやく、こたえて」

私の質問にくしゃり、顔を歪めるイケメンさん
罪悪感に絡められてる顔で、私に何かを求めてるけどそれを断ろうとしてる
そう、まるで罪人のように

違うの、責めてるわけじゃないの
私は貴方に救ってほしいの。この疑問から
お願いお兄さん。答えて

「……君は、覚えてるか？
自分がどうして此処にいるのか」

小さく、呟くように私に質問するお兄さん
聞いてるのはこっち、と思ったけど少し冷静になる

お兄さんは私に答えを出すかを迷っていて、この質問に答えたらいいよ。って言ってるのと同じ
なら私が文句を言う筋合いも、反抗する意味も無いじゃないか

そう理解した私は心を静めながら、ゆっくり答えていく

「目がさめたら、おじさんと居た
それで、たおれちゃった」

「そうか、なら名前は？」

「高崎。高崎A」

「A。お前の親は？」

「……………」

私が答えられないのを知ると、顔を暗くしながら何か呟くイケメンさん
疑問がまた増えると、イケメンさんは覚悟を決めた顔で爆弾を落とした

「君を、公安で預かる
実際は公安の保護対象としてだが」

「………え？」