目が覚めたら目の前で人が倒れてたんだが対処法はありますか？【名探偵コナン】 (ページ3)

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対処法が三個ページ3

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「おーい、だいじょーぶですかー？」
密室に閉じ込められてから数時間
眠っている男性に少し声をかけてみるが、返答はない

今の私の体では大きくて座りにくいソファーによじ登ると、おじさんが至近距離にいる
端から見れば通報待ったなしだが、ここは密室。誰も入ってこれない(筈の)部屋

多分大丈夫………と、信じたい

「……あれ？」
少しだけ近づいてみると、気がついたことが
このおじさん、水が口から溢れていてまるで飲まされたように感じる

それに、これは気のせいであってほしいけど……息をしていない
まるで永遠の眠りについている人みたいだ

「……………え、待って。嘘でしょ？」
頸動脈に手を当ててみるも、血液が流れている感覚はしない
それどころか身体中が冷たくて、生きているとは思えない

今まで混乱していて気づかなかったが、このおじさん……既に遺体となっている
思わず叫びたくなったが、それこそ事案待ったなしの上に警察を呼ばれるのは少し不味い

多分私の戸籍はない……と思う
目が覚めたら小さくなってて、戸籍も用意されてるとか現実では考えられない

そうなると警官が調べたとき色々揉めてしまうから、多分いけない

でもこの状況から脱出するには大人の力が必要で、それには私を説明しないといけない

私の身の安全をとるか、脱出をとるか
そんなの、決まっている

身の安全をとる、が私の答えだ
私はわざわざ危険な橋を渡りたくないからね、自分の命を守れる方を優先する

まあ、ここから脱出しないといけないことに変わりはないけれども